父親が少女バレーの監督をしていたことから、小学1年生~中学卒業まで9年間インドアバレーを経験。高校で一旦バレーから離れたが、3年生だった2013年10月に父親とビーチバレー大会を観に行ったことがきっかけで、競技に魅せられた。現在は武蔵野大学法学部政治学科の3年生。マイナビ/KBSC所属。
5月31日に東京都内で開催された、フィットネスアプリ「Runtastic Results(ランタスティック リザルツ)」のキックオフイベントに登壇した坂口選手。実際にワークアウトを体験すると終了後に思わず、「暑い…。超汗かいてる…」とぼそり。ワークアウトにすっかり熱中したようだ。
「手軽にアプリひとつでトレーニングをすることができていい。パーソナルトレーナーがいない時でも自分だけでトレーニングができるのは大きい。これからひとりだけの時も使っていきたい。たくさん種類があるので飽きないと思う。ストレッチやクールダウンにも活用していきたい」と満足そうに語った。
イベントでは「世界を目指す」と紹介されたが、2020年東京オリンピックを控える今、どんな思いで競技に取り組んでいるのか坂口選手に話を聞いた。
---:普段のランニングトレーニングはどのように行っていますか?
坂口佳穗選手(以下、敬称略):私は基本サーキットという、ランニングマシーンを使って1分ダッシュ、1分休む、1分ダッシュ、1分休む…というのを永遠にやっています。
---:それは正直なところ楽しいですか?
坂口:楽しいというよりもキツいです。でも、やり遂げた後は達成感が味わえるので、嫌いではないですね。
---:現在国内ランキングは34位(日本ビーチバレーボール連盟公式ランキング 5月22日時点)ですが調子の方は?
坂口:オフシーズンに沖縄、ロスと合宿したこともあって、昨シーズンよりは少しずつ力がついてきているのかな。6月からの大会も、上位を狙って頑張りたいと思っています。
---:現在の課題は何でしょう?
坂口:レシーブ力を個人のレベルとして伸ばしていかなければいけないと思っています。ですので、レシーブの練習が多いですね。

坂口佳穗選手
---:5月に行われたジャパンビーチバレーボールツアー第1戦マイナビシリーズでは、自身の最高成績となる5位入賞。昨年よりも自信がうかがえる発言が増えてきているように思えます。そのあたりについてはいかがですか?
坂口:大きな大会ではないのですが、今まで勝ち切れなかった小さな大会で優勝できたりしています。そういった勝てる試合が多くなってきたので、自分自身にも自信がついてきたのかなと思います。まだ国内大会のトップツアーでは表彰台に上っていないので、国内大会でまず優勝して、日本一を目指していきたいです。
---:4年後には東京オリンピックも控えていますが、日本一を目指すにはどうしたらいいと思いますか?
坂口:日本で一番練習した人が、日本で一番になると思います。ですから、誰よりも質の高い、日本で一番の練習をして、実力をつけていきたい。日本一になってはじめて、東京オリンピックも見えてくると思っています。
---:普段の生活スケジュールを教えてください。
坂口:基本は、大学の後に練習をするという生活です。大学がない時は、朝と夕方の二部練習。週5日練習、週2日トレーニングといった感じですね。トレーニングは約1時間半。練習時間は大学がある時は3時間半くらいで、大学がない時は朝と夕方、合わせて6時間くらい。練習がない時間は友達と会ったり、映画を観たりしていますね。
---:すごくハードな練習スケジュールのようですが、現在は武蔵野大学に在学中です。単位など大丈夫ですか?
坂口:単位は絶対に落としたくないので、そこは文武両道で通していきたいと思っています。
---:今後の目標を教えてください。
今シーズン、ひとつでも多く勝って、日本一を目指したいなと思っています。
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協力(取材):アディダス ジャパン