これまでオールスターゲームをスタジアムの生観戦で楽しめる人数には限りがあった。今回オールスターゲームを横浜で開催するにあたり、横浜の街の人々にもより身近に感じてもらうために、同イベントが企画された。
横浜スタジアムのグラウンドが解放され、バッティングやピッチングなど実際に体を動かして野球を体験できるブース、過去の映像を観ながらプロ野球OBが語るトークショーなど、オールスターを体験できるコンテンツを提供。
当日は福岡で開催される「マツダオールスターゲーム2016第1戦」を横浜スタジアムのセンターカラービジョンで映し出すパブリックビューイングも開催。特別ゲストとしてシンガーソングライターの秦基博さんもライブを行う。
横浜DeNAベイスターズの池田純社長は、6月13日に行われた記者発表会で「オールスターは日本シリーズとともに価値がある野球イベント。未来の野球界のために、有効利用したいと思った」と意気込みを述べた。
日本野球機構(NPB)の加茂浩將事務局次長は、「小さい頃、オールスターで江夏(豊)が9者連続三振したことがいまだに忘れられない。頭に焼きついている」と思い出を語り、「野球のスゴさに気づくきっかけになる」として今回のイベントを評価。
秦さんはライブ出演を受けた理由について、横浜スタジアムへの想いを絡めて明かした。
「子どもの頃から横浜スタジアムにはたくさんの思い入れがあった。少年野球時代は開会式は横浜スタジアムでやり、高校野球の県予選は横浜スタジアムに応援に来たりした。そういった横浜スタジアムに関われるということで、喜んで話を受けた」