この試合は同日のエクアドル対ハイチ戦でエクアドルが4-0の勝利を収め、一足先に決勝トーナメント進出を決めたなかで行われた。ブラジルは引き分け以上ならグループステージ突破が決まる試合、反対にペルーは勝つしかなかった。
前半から試合を支配したのはブラジル。ペルーをシュート0本に抑え、攻撃ではたびたび得点機を作る。だが決められないまま0-0のスコアレスで折り返す。すると劣勢に立たされ続けたペルーが後半30分、右からのクロスをラウル・ルイディアスが押し込みゴールネットを揺らした。
ルイディアスが手を使ったのではないかと議論になり試合は一時中断。だが協議の結果、ハンドは取られずゴールが認められた。
ブラジルの敗退にサッカーファンからは、「疑惑のゴールどうこうより、あの時間まで得点できなかったことがすべて」「ブラジルには覇気がなかった。これで代表監督としてのドゥンガは終わった」「ブラジルがグループリーグで敗退する姿なんて初めて見た。いわゆる王国崩壊なのかな」「メンツ見たときから何となく予想はしてたけど、これネイマールひとり入れば変わるようなものなの」「これはドゥンガ解任待ったなし」などの声が寄せられている。
過去にはブラジル代表を率い、南アフリカ・ワールドカップ(W杯)の準々決勝で敗退したこともあるドゥンガ監督。短期間で2度も国民の期待を裏切った同監督について『ESPN』は、「彼の再任はブラジルW杯での大惨劇に対する奇っ怪な反応だった。ブラジルサッカー連盟の判断が正当性を欠いていたと厳しい事実は示している」と伝えた。
The last time Peru beat Brazil at the #CopaAmerica in 1975, they won the entire tournament. #BRAvPER #Copa100 pic.twitter.com/oFLID2Y8Ac
— Copa America 2016 (@CA2016) 2016年6月13日