高橋尚子、ノーマライズ駅伝に期待「通りすがりの人たちも観れる」…スポーツ・オブ・ハート
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●高橋尚子「障がい者が未来に希望を持てる社会に」…スポーツ・オブ・ハート10月開催
10月15日・16日に行われるスポーツ・オブ・ハートは健常者と障がい者、スポーツ選手、アーティストなどが協力しあうイベントで、今年で4回目となる。車いすバスケットや、アンプティーサッカー、ウィルチェアーラグビーといった体験プログラムが毎年用意されている。
高橋さんは、体験プログラムなどを通じて障がい者と参加者たちに交流が生まれることが大切と話す。
「初めに子どもたちが集まった時は(障がい者の人たちと)少し壁があったり、近づきにくい雰囲気から、少しの時間の間に子どもが笑顔になったり、『自分もこの車いすを買ってほしい』とか興味を持って、ヒーローやヒロインといった形でアスリートの方たちを尊敬した目で見てくれる。そういう心の変化を間近に感じることができる。こういう時間の積み重ねが大切と感じます」
今年は初の試みとして、車いすランナーや盲目アスリートと健常者が一緒に走る「ノーマライズ駅伝」をメインプログラムとして実施。参加者たちはチームを作ってタスキをつなぐ。ランナーの高橋さんにとっては外せない企画だ。
「車いす(のレース)とマラソンが同時に行われることはあっても、同じ場所で同じタイミングでスタートすることはなかなか無い。私は2時間19分が(フルマラソンの)自己ベストですけど、車いすだと1時間20分ぐらいで世界記録が走れてしまう。だけど乗れば速くなると思ったら大間違いで(笑)、実はすごく難しかったり、その大変さもわかる。みんなが同じ目的を持って、同じ想いでスポーツを楽しむことは相手を理解したり、親近感を持つことに貴重な時間になる」
ノーマライズ駅伝の予定ルートは、スポーツ・オブ・ハートのメイン会場となる国立代々木競技場第一体育館前~代々木公園陸上競技場前の公道が予定されている。当日は沿道からの応援も予想され、そこがポイントになると高橋さん。
「今回は駅伝ができることによって、通りすがりの人たちもその様子を観ることができる。色んな人たちがスポーツを間近に感じることができるといった意味では、多くの人たちにメッセージを送ることができるのかな、興味を持ってもらえるのかなと期待しています」
《五味渕秀行》
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