男子バスケット・Bリーグ…大河チェアマン「日本代表の強化につながる」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

男子バスケット・Bリーグ…大河チェアマン「日本代表の強化につながる」

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B.LEAGUE決起会、大河正明チェアマン(2016年6月16日)
B.LEAGUE決起会、大河正明チェアマン(2016年6月16日) 全 20 枚 拡大写真
日本男子バスケットボールリーグのB.LEAGUE(Bリーグ)が6月16日、東京都内で決起会を行った。9月22日に開幕を迎えるBリーグだが、発足の経緯には日本バスケットボール界への国際バスケットボール連盟(FIBA)からの制裁などがあった。

Bリーグの大河正明チェアマンは、「日本バスケットボール界は昨年の暮れ、FIBAより制裁を受けた。制裁の理由は、JBA(日本バスケットボール協会)のガバナンスの確立強化の必要性など大きく言うと3つです」と振り返る。次の3つが掲示された。

1)JBAのガバナンス確立・強化の必要性
2)日本代表強化等の施策が十分に実現できない=ガバナンス問題
3)2つのリーグ(NBL/bjリーグ)の並存状態を10年間解消できていない

これらの問題からBリーグが誕生した。リーグをひとつにすることは、日本代表チームのレベルアップにもつながると大河チェアマンは語る。

「1976年のモントリオール大会以来、男子バスケットボール日本代表はオリンピックに出ていない。2020年の東京に向けて、そして目先はリオデジャネイロオリンピックになんとか奇跡を起こそう、こういう合言葉でやっている。そのためには日本のBリーグで切磋琢磨すること。これがなくてはいけない」

Bリーグで今まで以上に多くのファンが試合観戦に訪れることは、選手たちの意識も高めることになる。

「満員のアリーナのお客さんに選手が背中を押され、悪いプレーをしたら怒られ、いいプレーをしたら褒められる。こういった環境で試合をしていくことが代表の強化につながる。そしてそのためのルールを考えなくてはいけない」

Bリーグはスローガン『“BREAK THE BORDER”~超えて、未来へ~』を掲げる。これは、現在の日本バスケットボール界にある見えない「壁」や「境界」を突き破り、さらにバスケットボールを広げていきたいという強い意志を表している。

ふたつのリーグが存在した日本バスケットボール界。新たに作られたBリーグ所属の全36クラブが一丸となってこれからの未来を支えていく。

「チャレンジャーとしてやっていきたい」

大河チェアマンは9月の開幕を見据えている。

《五味渕秀行》

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