ルーマニアとの開幕戦に続き、開催国フランスが土壇場で底力を見せた。ディディエ・デシャン監督は第1節から、ポール・ポグバとアントワーヌ・グリーズマンをベンチに下げた布陣で臨んだ。
前半はもたつくことが多くチャンスも作れなかったフランス。枠内シュート0本に抑えられて折り返すと、後半からアントニー・マルシャルに代えてポグバを入れた。
ハーフタイムにデシャン監督から発破をかけられたか、後半のフランスは見違えるように攻撃的なサッカーを展開。さらに監督はキングスレイ・コマンに代え、グリーズマンを入れる。
そのグリーズマンが後半45分、ヘディングで先制点を決めフランスが終了間際にリード。さらにフランスは後半アディショナルタイム、自陣右サイドでボールを持ったポグバから、敵陣の逆サイドまで長いパスが通り、最後はディミトリ・ペイェがダメ押しのゴール。
2試合続けて劇的な勝利を収めたフランスにサッカーファンからは、「今回のフランス代表は雰囲気がいい」「かなりピッチが滑ってやりにくそうだったけど、最後はきっちり決めた」「アルバニアが頑張って守ってたから、最後まで守り切ってほしかった。フランスは前半あまり良くなかったけど、最後のあたりは良くなってた」「フランスの勝ち方は波に乗りそう。優勝あるかも」と期待の声が寄せられている。
デシャン監督はポグバとグリーズマンを控えとした判断について、「ふたりとも控え扱いを喜んではいない。ポグバに関しては戦術的判断だった。あのシステムでは、中盤にふたりの潰し屋が必要だった。グリーズマンについては、私が諭している。だが、得てして途中出場の選手が試合を決めるものだ。開幕戦もそうだった」とコメントした。
France leave it late against Albania to make it 2/2!#EURO2016 #FRAALB pic.twitter.com/zQQXvQXKjn
— UEFA EURO 2016 (@UEFAEURO) 2016年6月15日