ジンズ・ミームでALS患者向け支援ソリューション開発プロジェクトを支援
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■ALSとは
技術支援は、2016年6月21日(火)の世界ALSデーにあわせて行う。ALSは、体を動かす運動ニューロンが変性し、徐々に壊れてしまう疾患。発症後の進行が極めて早く、運動を司る神経の変性によって筋肉への命令が伝わらなくなり、筋力の低下を引き起こす。
「FOLLOW YOUR VISION」では、ALS患者が発症後も正常に機能を保つことができる眼球の動きに注目。気軽に長時間装用が可能なJINS MEMEの特性を活かし、ALS患者の表現の自由を拡張できるソリューション開発を目指す。JINS MEMEは、コントロールデバイスとして眼球運動を活用したり、患者の眠気や集中状態にあわせて照明や空調など外部環境が自動的に適応するIoTソリューションなどへの応用が期待される。
■コントロールブリッジアプリケーションの開発を進行
プロジェクト第一弾として、電子機器の遠隔操作を行うコントロールブリッジアプリケーションの開発が進行中。開発はJINS MEMEから取得される視線移動データをもとに、インビジブル・デザインズ・ラボ松尾謙二郎氏、山本製作所開発部 山本俊一氏、大阪電気通信大学 工学部基礎理工学科 柳田達雄教授、エイド・ディーシーシーにより進行している。将来的にALS患者が眼の動きをコントロールデバイスとして活用し、快適な生活を創出できる環境構築を目指す。
今後は、ALS患者向けの支援ソリューションを模索するためのハッカソン・イベントも予定している。ウェブでは、WITH ALSの代表理事であり、自身もALS患者の武藤将胤さんがプロジェクト発足の背景を語るムービーを公開中。武藤さんは、JINS MEMEから取得できるデータを活用し、DJとVJを眼の動きだけで同時にプレイするシステムを開発している。
《美坂柚木》
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