ミシェル・プラティニ氏の持つ大会通算最多ゴール数「9」にも、残り1ゴールに迫っているロナウド。試合後の会見では「狙って記録を作ってるわけではない」と話した。
「常軌を逸した試合だったね。3度も敗退の瀬戸際に追い込まれ、常に追いかける展開が続いた。できれば首位か2位で通過したかったけど、なんとか3位での通過を決められた。いつも言ってるように記録は狙って作ってるわけじゃない。大事なのは16強入りすることだった。次は非常に厳しい相手と対戦する」
決勝トーナメント1回戦でポルトガルはクロアチアと対戦する。クロアチアはグループステージで大会3連覇を目指すスペインに勝利している。勢いを持って臨んでくる相手にロナウドは「手強い相手だね」と気を引き締めた。
「スペインに勝てるチームは多くない。僕らはクロアチアをリスペクトしてるよ。しかし、僕らは自分たちの強さも真価も知っている。真っ向から立ち向かうつもりだ」
第2戦までの鬱憤を晴らす活躍を見せたロナウドにサッカーファンは、「アンチもファンも多くいるのがよく分かる選手。共通してるのは目が離せないこと」「あれだけマークされながらも結果を残すのがワールドクラス」「ポルトガルは良い意味でも悪い意味でもロナウドのチームだな」などの声が寄せられている。
3度リードしながら勝利を逃したハンガリーのベルント・シュトルク監督は、「ロナウドはボールを持つと試合を変えてしまえる選手。彼はワールドクラスの危険なプレーヤーであり、ずっと抑えるのは不可能だ」とポルトガルのエースFWに脱帽していた。