ドイツは前半8分にジェローム・ボアテングのゴールで先制。CKが一旦はクリアされるが、エリア外から走り込んできたボアテングが右足を振り抜き豪快に決めた。その後、ドイツはユリアン・ドラクスラーの折り返しをマリオ・ゴメスが決め2-0とし、最後はドラクスラーもダメ押しの3点目を決めた。
快勝したドイツ代表だが、ヨアヒム・レーブ監督はスロバキアに敬意を表しながらも、「今回のスコアで今大会での我々の強さを証明したことにはならない。まだ改善すべき点があるからだ」と話している。
この結果に関しては、スロバキアに一貫したゲームプランが見られなかったことも大きい。
スロバキアのヤーン・コザーク監督は、「ドイツは素晴らしいプレーで試合を支配していた。彼らが勝つのは当然だ。もちろん相手がどこであれ負けるのはつらい。だがベスト16まで勝ち上がれたことは良かったと思う」とチームを評価する一方、「ベストの力を出せなかった選手が何人かいた。数人が集中を欠き、プラン通りの戦いを貫けなくなると戦いは苦しいものになる」と大舞台でプレーする難しさも語った。
この試合にサッカーファンからは、「最近のドイツは無得点で終えられる試合が少なかったけど、EUROに入ってからは4試合クリーンシート」「ここからが本当のEUROだね」「ドイツは基本的なプレーが恐ろしく正確だった」「次はイタリアかスペインだね。楽しみ」などの声を寄せている。
次の対戦相手についてレーブ監督は、「どちらも優勝候補だろう。イタリアは守備が強く、最近の試合では攻撃力も見せている。スペインは近年で最高の攻撃サッカーをする」と評価した。