都市対抗野球とオリンピック・パラリンピック、豊田章男社長”思い”を語る
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2016年7月8日付
●自動運転車、過信は禁物、米で死亡事故、日本でも追突2件(読売・3面)
●乗客増へタクシー改革(読売・8面)
●自動運転バス、来月運行、千葉のイベント会場で(読売・9面)
●テスラ車、また事故か、米当局自動走行との関連調査(朝日・12面)
●企業とスポーツ、都市対抗出場トップに聞く、トヨタ自動車・豊田章男社長「地元や仲間へ恩返し」 (毎日・6面)
●日産、フーガなど1万台リコール(産経・27面)
●経団連五輪・パラリンピックを支援、「義足の活躍元気くれる」トヨタ社長が施設見学(東京・7面)
●地方景気円高の影、日銀支店長会議、製造業・訪日客下押し(日経・5面)
●ホンダ、市街地を再現し自動運転テスト、安全技術の開発加速(日経・11面)
ひとくちコメント
7月に入ると、毎日の経済面には大手企業のトップが顔を連ねる。東京ドームで7月15日から始まる毎日主催の都市対抗野球に出場する会社のトップに意気込みなどを聞く企画を連載しているからである。
自動車業界からは5日にホンダの八郷隆弘社長、きょうはトヨタ自動車の豊田章男社長の登場である。
豊田社長は、3年ぶりの本大会出場を果たした昨年は、準々決勝でタイブレークの末に涙をのんだが「選手も監督も大変悔しい思いをした」と振り返る。昨年の反省点は「ここぞという時に得点につなげることができなかった」ことという。
そして、今年は「ここ一番で力を発揮できるチームを目指した」と指摘する。また、都市対抗出場については「日ごろ支えてくれる地元の人たちやファン、会社の仲間への感謝を胸に、見る人に勇気と感動を与えてほしい。それが野球を通じてできる私たちの恩返しだ」と強調。
さらに、チームに対し、「『自分のため』ではなく、『他の誰かのため』に戦う選手やチームは、ここ一番で実力以上の力を発揮すると思う」とも語っている。ちなみにトヨタの初戦は7月16日午後2時から仙台市の七十七銀行との対戦を予定している。
豊田社長は、先の株主総会では、プロ野球選手で普段は目立つ存在ではないが、ここぞと言う場面で底力を発揮する選手のことを「超二流」と表現した西鉄ライオンズ(当時)の三原脩監督の言葉を新聞のコラムで見つけて引き合いに出した。
毎日欠かさない練習が本番での活躍を支えるように、スポーツに限らず社員にも地道な努力を重ねて戦う力を身につけて欲しいと訴えかけているのだろう。
ちなみに、きょうの東京が総合面で伝えているが、経団連の2020年東京五輪・パラリンピック支援委員会の委員長の立場で、豊田社長が東京・荒川区の義足の製作や装着訓練をする「義足装具サポートセンター」を訪問。
義足の競技者とも懇談し「困難を乗り越えきたお二人は多くの方に元気を与えてくれる。使命を感じながら頑張ってください」励ましたという。
【新聞ウォッチ】都市対抗野球と五輪・パラリンピック、豊田章男社長”思い”を語る
《福田俊之@レスポンス》
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