現役屈指のビッグサーバーとして知られるラオニッチ。対してマレーは世界有数のリターナー。最強の矛と盾の対決と注目された決勝は200キロ超えを連発するラオニッチのサーブに対し、経験値で勝るマレーが鉄壁の守りで返しながら冷静にチャンスを窺う展開になった。そして第7ゲームにラオニッチのサービスゲームをマレーがブレーク。そのまま第1セットを奪った。
第2セット、第3セットではラオニッチのサービスゲームをブレークできなかったが、タイブレークに入るとマレーのストローク力と鉄壁のディフェンスが遺憾なく発揮される。大差のタイブレークで2セット連取したマレーが四大大会3勝目を挙げた。
この試合にテニスファンからは、「スコアだけ見ると接戦だが途方もない差を感じた」「とにかくマレー上手!て試合だった」「負けたけどラオニッチはこれからもっと強くなりそう」「マレーが世界ランク2位の実力を見せた」「まだBIG4の壁は高いってことか」などの声が寄せられている。
Federer, Sampras (7); Borg (5); Becker, Djokovic, McEnroe (3); Connors, Edberg, Laver, Nadal, Newcombe, MURRAY (2) pic.twitter.com/qf9DZK0EZe
— Wimbledon (@Wimbledon) 2016年7月10日