ポルトガルがEURO制覇、平坦ではなかった初優勝までの道のり
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
ポルトガルのEURO初制覇までの道のりは平坦ではなかった。グループステージ(GS)第1節から決勝戦まで、90分以内に勝利したのは準決勝のウェールズ戦のみ。GSに至っては3戦3引き分け勝ち星なし、レギュレーションが変更されてなければ敗退していた。
さらに決勝でもポルトガルは前半8分、クリスティアーノ・ロナウドがフランスのディミトリ・ペイェと接触して負傷。一旦はピッチに戻るが満足に走ることもできず、同25分にピッチを退いた。
ロナウド不在のポルトガルは明確なフィニッシャーを欠いたまま、一時は防戦一方に追い込まれる。だが後半34分にエデルを投入すると流れが変わった。システムを4-3-3に変更して徐々にフランスのDFを押し込んでいった。
これまで代表では公式戦のゴールがなく、親善試合を含めても3得点だったエデル。だが値千金のミドルシュートを突き刺し、ポルトガルに初の栄冠をもたらした。
母国での優勝にあと一歩まで迫りながら敗れたフランスは、今大会絶好調だったアントワーヌ・グリーズマンが封じられ、オリヴィエ・ジルー、ペイェも機能しなかった。
再三のチャンスもポルトガルのGKルイ・パトリシオが7度のセーブを披露。EURO決勝でこれだけのセーブを見せたGKは、1992年大会でドイツを破って優勝したデンマーク代表のピーター・シュマイケル以来だ。
決勝は今大会のポルトガルを象徴する、粘ってあきらめず最後は勝利につなげるサッカーが実を結んだ。
《岩藤健》
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