リオオリンピック自転車トラック日本代表の塚越さくら「経験を後輩に受け継ぎたい」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

リオオリンピック自転車トラック日本代表の塚越さくら「経験を後輩に受け継ぎたい」

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リオデジャネイロ五輪自転車トラック日本代表の塚越さくら(2016年7月10日)
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リオデジャネイロ五輪自転車トラック競技で日本代表の塚越さくら。7月9日・10日に静岡・伊豆ベロドロームで行われたジャパントラックカップIIの女子オムニアムに出場した。

女子オムニアムはスクラッチ(10km)、個人パーシュート(3km)、エリミネイション、タイムトライアル(500m)、フライングラップ、 ポイント・レース(25km)の6種目で行われる複合競技。伊豆ベロドロームの1周250mで争われた。

この日は日本ナショナルチームで今年からエリートで走る梶原悠未が優勝し、塚越は3位だった。後輩の成長に嬉しさもあるが、「オリンピック代表選手は勝つのが当たり前と思っているので」と自身の成績に満足はしない。

「この前コーチに戦術を教えてもらったが、『このやり方教えてもらった』というのを梶原さんがやっていて、こういうやり方なんだというのを自分ができなくて『あ、やってるな』というのをすごく感じた。本当は自分ができるようにならないといけないが、今までは何も感じていなかったところが、『こういう走り方をするんだ』とわかったということは成長しているんだと思う。これからは自分ができるようにしないといけない」



しかし、「順調に力はついている。頭で考えていることを体でできるようにしていきたい」と話し、リオデジャネイロ五輪では8位入賞を目指す。「レース系でうまく位置取りしていい位置で走って上位に入り、(得意の)タイム系では自己ベストを狙っていく」と意気込みを見せるが、トラック競技の日本代表として出場する女性は塚越だけ。自分の役割は経験を伝えることだという。

「みんなが行けないぶん、いい経験をさせてもらえる。その経験を無駄にせず、しっかり伝えることが役割だと思う。オリンピックがどういうものなのかを学んで後輩たちに受け継ぎたい。リオに行って学んだことを4年後の東京でも、自分自身がいかさないといけない」

ジュニア世代に強い選手が増えたことに喜びも見せ、「自分たちも負けていられないという感じでやっている。今後もみんなで底上げして、リオで取れなかった団抜き(団体追い抜き)の枠を4年後の東京では取らなければいけない」と語る。

もともとはトライアスロンや陸上競技をしていた塚越。五輪出場を目標に自転車競技に取り組むことに決め、ロンドン五輪女子ロード代表の萩原麻由子(ウィグル・ハイファイブ)らを輩出した名門自転車競技部がある鹿児島県の鹿屋体育大学へ進学した。それから7年、夢の大舞台はもうすぐそこだ。

《五味渕秀行》

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