リオオリンピック女子トライアスロン上田藍・加藤友里恵、地元駅でメダルダブル獲得を想う
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
上田選手と加藤選手は、ドイツで行われたITU世界トライアスロンシリーズ・ハンブルグ大会から帰国した7月18日、空港から直接、地元・稲毛に向かい、リオ五輪壮行会イベント「稲毛の街からメダリストを!」に登壇。地球の裏側で水泳1.5km、バイク40km、ラン10km、合計51.5kmのレースで世界強豪と戦う意気込みをこう語った。
上田藍選手 「3度めの正直。ランキング4位と順調に上がってこれていることが、メダル獲得に向けた手応えとモチベーションになっている。しっかりとこのまま落ち着いて、いつもどおりにレースして、表彰台で金メダルをとれるような走りを見せたい」
加藤友里恵選手 「最初に(五輪出場が)決まったときは、そこから3日間ぐらい『夢じゃないか』って思っていた。いまようやく、少しずつ実感がわいてきて、オリンピックが待ち遠しいぐらい。ことしに入ってから、力がついてきたと実感している。でもまだまだ。トレーニング中は、世界で戦っている上田選手がいつもいっしょにいてくれる。世界ランク4位の上田選手がいっしょに練習してくれるという環境があることが、一番の強み。リオ五輪までに確実に力をつけつつ、あまり浮足立たず、緊張しすぎず、平常心を保ってリオに挑みたい」
ふたりとも、稲毛駅から徒歩10分の稲毛インターナショナル トライアスロンクラブに所属し、いっしょにトレーニングを積む仲。互いの印象についてこう語った。
上田藍選手 「いまは食事、睡眠、トレーニングと、四六時中いっしょにいる。加藤選手が『トライアスロンに挑みたい』と稲毛にやってきたときは、わたしもベテランと呼ばれたりしたけど、加藤選手は水泳とランの経験値が高いレベルにあった。それを武器にして世界と戦える日がくると感じていた。トライアスロンって、1種目だけじゃなくて3種目すべてを磨き上げないとならない。加藤選手はそのポテンシャルを当時から備えていた。今回、リオにいっしょに挑めるというのは心強いし、『いっしょにがんばろうね』っていえる仲間がいるっていうのは、わたしとしてもうれしい。先輩風吹かせないといけないって、引っ張られた思いもある。自分自身を成長させてくれた大事な存在」
加藤友里恵選手 「上田選手は、スポーツ選手として『一流だな』といつも感じさせられる。常にトライアスロンのことを考えているし、何よりトライアスロンが大好きで、ここまできている。その姿を見て、『好きこそものの上手なれ』のように、好きだからこそ強くなったんだなと思っている」
彼女たちを支える稲毛インターナショナル トライアスロンクラブの山根英紀ヘッドコーチは、駆けつけたファンにこう伝えた。
「稲毛インターでは、シドニー大会から5大会連続でオリンピアを輩出しているが、まだメダルには到達できていない。メダル獲得するという目標を達成すべく全力で戦っていく。ぜひみなさん後押しを」
《大野雅人》
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