コリジョンルールとは本塁上のクロスプレーを原則禁止にするもので、捕手は走者の走路を塞いではならない、また走者も捕手へタックルしてはならないなどを明文化した。
●コリジョンルールによる規則
1)捕手の立つ位置は基本的に本塁の前
2)走者は守備者に体当たりをしない
3)守備者は走者の走路をふさがない、ブロックをしない
しかし開幕前から「基準が分かりにくい」「これまで培われてきた野球の技術や醍醐味の多くが失われる」など評判は良くなかった。
コリジョンルールにより勝敗が決まる試合も出てきており、改めてルールの見直しが図られた。
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新たな運用基準が発表されたといっても、選手に求められるプレー自体はこれまでと変わりない。
大きな変更点は『走者が明らかに守備者に向かい起きた本塁での衝突プレイや、守備者が明らかに走者の走路を妨害して起きた本塁でのプレイ(衝突を含む)の場合に、本規則を適用する』とされたことだ。
これまでは守備側の選手が走路に入れないという基準を厳格に適用してきたが、新基準では実際のプレーから柔軟に判断し、送球が三塁側に逸れた際などはコリジョンルールの対象にしないことが補足された。
今回の変更に野球ファンからは、「文章にすると相変わらず曖昧なまま」「シーズン途中に変えるなよ」「急に変更されると、選手も困惑するのでは?」「何が変わったのか分からない」「あまり改善されてない気が…」などの声が寄せられている。
プロ野球規則委員会は、選手の安全確保を第一に考え今季から「本塁での衝突プレイ」の規則を導入しました。球界一体となってより良い運用を目指すため、7/22の試合から新たな運用基準を適用します。
— 日本野球機構(NPB) (@npb) 2016年7月20日
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