「まずはお疲れ様でした。」と引退を決意した兄に言葉をかける理恵さん。「兄の体操を見て、体操競技をしたいと思った私。」と理恵さんは、兄がきっかけで体操を始めたことを明かしたうえで、自身が26歳まで競技を続けたことをも兄のおかげと感謝している。
「あの綺麗な体操、美しく体操は忘れられないなぁ~ 兄だからではなく、1人の選手としても、すごく尊敬してました。」と理恵さんは、和仁選手の美しいと評された演技を振り返った。
最後まで周囲に感謝の心を忘れず、自分を信じてプライドを持ち続けた兄の姿を近くで見ていた理恵さんは、「やりきった兄を見てかっこいいと思ったよ!」と31歳で競技生活を退く和仁選手のこれまで歩みを称えている。
和仁選手は、妹の理恵さん、弟の佑典選手と2012年のロンドン五輪に「田中3きょうだい」として出場した。弟とともに団体総合で銀メダルを獲得した。今年8月のリオデジャネイロ五輪で弟は出場を決めるも、和仁選手は切符を逃していた。
理恵さんのインスタグラムにファンからは、「淋しくなりますね…」「宇宙一倒立の綺麗な和仁選手、お疲れサマでした!」「和仁選手の平行棒は特に綺麗で力強くてかっこよかったです!」「尊敬してるお兄ちゃんだってこと伝わりますよ!」「あの美しい体操、絶対に忘れないから~!」などのコメントが寄せられていた。
尊敬する兄の第二の人生に妹は、「これからが、また楽しみですね」と期待を膨らませた。