柔道家・野村忠宏、プロトレイルランナー・鏑木毅が語る「世界で戦う 勝者の育成」…アスタリール・スポーツシンポジウム
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
プロトレイルランナーとして国内外のレースで活躍する鏑木さんは、自身のやる気の育て方を、「山を走って自然のなかに身を置いて、いい景色、いい雰囲気、いろんな癒しのなかで頑張るのが楽しい。ワクワクする気持ちをつねに持ち続ける」と話す。
スポーツシンポジウムはスポーツを子どもに教える指導者、スポーツトレーナーが多く聴講しており、「工夫をして気持ちを持続させることが大切」と鏑木さん。
野村さんは柔道を例に「遊びのなかでもいいから投げる感覚、投げられる感覚。感覚に触れて欲しい」と語り、そこから喜びを感じてほしい、そこからやる気を伸ばしていってほしいと続けた。
また、「コーチは科学者であれ」「勝つための“質の高い休息”」についても意見が交わされた。
勝つことにこだわり続けてきた野村さんは、「アスリートとして勝者になれる人間はひとにぎり。だからって勝者になれなかった人間が敗者なのかと言うとそうではない。トップを目指して死に物狂いでチャレンジすることに意味がある。続けたからこそ見えるものもある。スポーツを通していろんな経験、いろんなものを見てほしい。そういう環境を(聴講する)皆さんは子どもたちに与えてあげてほしい」と強調する。
子どもたちがスポーツで学び、「人生の勝者になれるように」と締めくくった。
《五味渕秀行》
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