コパカバーナは4.3kmの長さがある南部リオのビーチの一部で、リオの代名詞的存在として世界的にその名が知られる。
日本人男性2人が歩いていたところ、前方から5人組の男が現れ、そのうちの一人が手にナイフをちらつかせていたことから、すぐに反転して逃げようとしたが、男性の一人が転倒し逃げ遅れた。そのあと、逃げ遅れた男性は、所持していたリュックサック(現金、スマートフォンなど在中)、着用していた上着などを奪われた。男性に怪我はなかったという。
なお、被害者は当時、旅券も所持していたが、腹巻きの中に隠しておいたため無事だった。日本大使館は、「海岸の砂浜で強盗被害が多発している。特に夕方以降は注意すること」などを呼び掛けた。
編集部もこの日にリオに到着したが、ブラジルの日暮れはこの時期早い。17時ごろには薄暗くなる。18時にはすでに真っ暗だ。リオのビーチの治安の悪さばかりがこの頃目につくが、日中に貴重品を持たずに遊んでいる分には犯罪に巻き込まれる可能性は低いとも聞く。
実際にコパカバーナの海岸沿いを2kmほど昼間に歩いてみたが、治安の悪さはほとんど感じなかった。兵士の姿は時おり見かけるものの、むしろ、ビーチバレーの開催場でもあるコパカバーナ海岸ではオリンピックに向けて少しずつ盛り上がっている様子が感じられた。
コパカバーナ海岸を歩いてみた pic.twitter.com/5aamSr35sr
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2016年8月3日
だが、事件が起きた午後7時はとうに日が暮れている時間でもあるので、やはり夜に出歩くのは危険であるということを再確認した。昼と夜では、リオは別の場所になる。日本の時間感覚で過ごすのは控え、真っ暗になる18時ごろまでには宿泊施設に戻った方がよさそうだ。
コパカバーナ海岸にはサッカーゴールもたくさん。流石ブラジル。 pic.twitter.com/vvNNpzm69M
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リオデジャネイロの代名詞、コパカバーナの五輪 pic.twitter.com/ddnYEzbmnq
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