【リオ2016】羽根田卓也、カヌーで日本人初の銅メダル「信じられない。昨日も何回もほっぺをつねった」
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「本当に一睡もしないまま一夜が明けた。こうしてカヌーで日本人初のメダルをとったことが信じられない。昨日も何回もほっぺをつねったりして実感した」
高校卒業後、単身スロバキアに渡って競技を続け、初出場の2008年北京で14位、2012年のロンドンでは7位に入賞している。
「あの時の(スロバキアに渡るという)決断と、周りの後押しがなければ今の自分はない。スロバキアでトレーニングを積んできた結果だと受け止めている」
知り合いも誰一人いないまま未知の場所へ飛び込んだ。不安はもちろん、言語の壁も高かった。片言の英語をなんとか話せるレベルだった羽根田選手は、コーチとのコミュニケーションに困ることも多々あった。
「コーチも英語があまり離せないし、それでスロバキア語を覚えるようになった。逆境がプラスになったかもしれない」
羽根田選手のメダル獲得により、日本でもカヌー・スラロームへの注目が高まっている。
「スラロームは、見ていただいた方に必ず面白いと言っていただける競技。普及にはまだまだ課題があるが、この銅メダルをきっかけに、認知度だけでも高まるようになってほしい」
試合を終えたいま、してみたいことはなんだろうか。ただでさえ日本の地を踏むことが少なかった羽根田さんは、日本文化を懐かしがった。
「スロバキアは日本食が少ない。まず日本食を食べて、日本の夏祭りに参加するなど、日本特有のものに触れたい」
《大日方航》
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