序盤から鉄壁のディフェンス力でディミトロフを完封したマレー。相手の堅い守りを抜こうとディミトロフも厳しいコースを狙うが、無理な攻めがミスにつながってポイントを落とす悪循環に陥ってしまう。
サーブはファーストの入る確率が53%と低かったが、最速141マイル(約227キロ)を計測するなど威力は抜群。ディミトロフを寄せ付けない盤石の横綱相撲だった。
When you finish your match in just over two hours.... @andy_murray defeats #Dimitrov 6-1, 6-2, 6-2. #usopen pic.twitter.com/c97AvRfaIG
— US Open Tennis (@usopen) 2016年9月6日
危なげない勝ちっぷりにテニスファンからは、「マレーが人間やめてきたな 」「マレー鬼強すぎて笑ってしまう」「マレー強すぎワロタなんだこれ」「今大会のマレーはジョコビッチより手強いぞ」などの声が寄せられている。
今季のマレーはノバク・ジョコビッチに敗れこそしたものの、全豪オープンと全仏オープンで決勝進出、ウィンブルドンでは3年ぶり2度目の優勝、リオデジャネイロ五輪でもロンドン五輪に続く連覇と抜群の安定感を見せる。
今大会でも決勝に進出すればマレーは、1年間で四大大会とオリンピックの決勝すべてを戦ったことになる。
準々決勝の対戦相手は錦織圭。過去の対戦成績はマレーから見て7勝1敗。直近ではリオ五輪準決勝で対戦しマレーが6-1、6-4で勝利を収めた。