競泳・松田丈志、引退会見で涙「一点の悔いもない気持ち」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

競泳・松田丈志、引退会見で涙「一点の悔いもない気持ち」

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競泳選手の松田丈志が引退会見(2016年9月12日)
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リオデジャネイロ五輪競泳800mリレーで銅メダルを獲得した松田丈志選手(セガサミー)が9月12日、東京都内で引退記者会見を行った。

「ここ数年はどういう形で引退を迎えるのかな、どういう心境で迎えるのかなというのは自分自身もイメージはしていたのですが、どうなるかわからないという気持ちだった。今は本当にすっきりしていて、一点の悔いもない気持ちでいます」


すがすがしく語る松田選手は、五輪3大会で4つのメダルを獲得した。金メダルこそ手にすることができなかったが、「金メダルに届かなかったこともいい思い出です」と競技人生を振り返る。

4歳で水泳を始めた松田選手は、28年間にわたり久世由美子コーチの指導を受けてきた。二人三脚で歩んできた世界で通用する競泳選手の道。久世コーチはもう松田選手の練習メニューを作れないことに寂しさも見せながらも、「常に夢を持たせてくれた。そういう選手に出会えてよかった」と目を細くする。松田選手のことをつづった練習ノートは250冊以上にもおよんだ。

松田選手の水泳人生は宮崎のビニールハウスのプールが原点だ。夏は暑く、冬は寒い環境で練習したが、「終わりを迎えると苦しかった思い出も自分のなかの誇りのひとつ」と目をうるませながら懐かしむ。

今後について松田選手は、「これから先、水泳に変わるものがあるのか。ないかもしれないが、水泳しかやってこなかったのでいろんなことにチャレンジしたい」と語る。もちろん長く関わってきた水泳界への恩返しも考え、「ぼくとコーチにしか伝えられないものがあると思う」と意欲を見せ、4年後の東京五輪でも何らかの形で関わりたいという。

《五味渕秀行》

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