「ツール・ド・東北 2016」に3,764名が参加…道端カレン2コース完走

河北新報社とヤフーは、宮城県三陸沿岸の2市2町を舞台に自転車イベント「ツール・ド・東北 2016」を9月18日（日）に開催した。

今年で4回目の開催となる「ツール・ド・東北 2016」には、2日間にわたり総勢3,764名の出走者が参加。日米国大使のキャロライン・ケネディ氏や、宮城県知事の村井嘉浩氏、イベント広報大使の道端カレンさんなども出走し、自転車で三陸沿岸地域を駆け抜けた。

キャロライン・ケネディ駐日米国大使は、昨年に引き続き「気仙沼ワンウェイフォンド」（95km）に参加。スタート時から雨に見舞われたが、第3組目で出走し、コース途中で「大谷海岸」、「ホテル観洋」などのエイドステーションに立ち寄った。

その後、東日本大震災の大津波により多くの児童・教職員が犠牲となった宮城県石巻市の大川小学校跡地を訪問。小学校内を見学し、献花台に花を手向けた。そして、ゴールである石巻専修大学を目指して出発し、95kmコースを完走した。

過去3大会全て出走している道端カレンさんは今年、2日にわたって「牡鹿半島チャレンジグループライド（100km）」と「北上フォンド（100km）」を完走。谷真海さんと中西哲生さんは、「女川・雄勝フォンド（60km）」に参加し、ゴールした。

また大会メイン会場の石巻専修大学では、食の祭典「ツール・ド・東北応“縁”飯」やミュージシャンの藤巻亮太さんによる大会公式テーマソング「LIFE」を含むライブを実施。フォーリンデブはっしーさんはグルメ大使として、「ツール・丼・東北グランプリ」に出店している13店鋪、全ての丼ぶりを食した。

キャロライン・ケネディ駐日米国大使は、ゴールセレモニー時に「毎年沿道で応援してくださる地域社会の皆さまの雰囲気と暖かさに勇気づけられています。また、TOMODACHI作戦の精神にのっとって参加した米軍のメンバーに敬意を表します」とコメント。

「おそらくみなさんは今回が私の最後の参加になると思っておられると思いますが、あまりにも楽しかったので何とかまた参加する方法を考えるかもしれません」と次回の参加に意欲を見せた。