優勝マジック1で臨んだレッドソックスは0-0の八回、1死満塁からムーキー・ベッツが先制の2点タイムリー二塁打。さらに相手バッテリーのミスもあり3-0とする。
八回のマウンドを託された上原は、先頭のディディ・グレゴリウスを三振に切って取る。四球をひとつ与えたが、後続ふたりは外野フライに打ち取り無失点で抑えた。
このままいけば優勝のレッドソックスは、最終回のマウンドにクローザーのクレイグ・キンブレルを送り出す。しかし、ヤンキースタジアムでの優勝だけは阻止したいヤンキースも、ここから最後の抵抗を見せた。
先頭のブレッド・ガードナーがヒットで出塁すると、続く打者は3人連続で四球を選び1点返す。キンブレルは1アウトも取れずに降板。ヤンキースは急遽マウンドに上がったジョー・ケリーから、マーク・テシェイラがサヨナラ満塁弾を放った。
Down to the final out, @teixeiramark25 came through in a grand way against our biggest rival. https://t.co/LmRPog1TgO pic.twitter.com/wmhSTnN5ir
— New York Yankees (@Yankees) 2016年9月29日
まさかの形で敗れながらも地区優勝を決めたレッドソックス。これにファンからは、「優勝おめでとうございます。でも、今日の最終回は笑いました」「レッドソックスおめでとう!しかし、相変わらずキンブレルが不安定なのは心配」「レッドソックス勝ってたのに9回裏2アウトからサヨナラ満塁ホームラン。悲劇的だけど、優勝したから良いのかな?」「復帰してからいいピッチングしているし、キンブレルもあの調子だから上原のクローザー復帰を検討しては?」「レッドソックス地区優勝!ポストシーズンも勝つぞ」などの声が寄せられている。
好リリーフを見せた上原も試合後にツイッターを更新して、「よっしゃ~! まずは地区優勝(^-^)
ボストンファンの皆さん、おめでとうございます!」と優勝を喜び、シャンパンファイトでは今季限りで引退するデビッド・オルティーズと抱擁を交わした。
よっしゃ~! まずは地区優勝(^-^)
— KOJI UEHARA (@TeamUehara) 2016年9月29日
ボストンファンの皆さん、おめでとうございます!
You can't deny the friendship between @davidortiz and @TeamUehara! pic.twitter.com/YaMLApwNHS
— Boston Red Sox (@RedSox) 2016年9月29日