細谷夢菜、地元ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム個人TTで連覇をねらう | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

細谷夢菜、地元ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム個人TTで連覇をねらう

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細谷夢菜(埼玉・浦和工高)
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さいたま市出身、自転車界のスーパー女子高生・細谷夢菜(浦和工高)が10月29日にさいたま新都心で開催されるツール・ド・フランスさいたまクリテリウムに出場する。

初出場の前年は、與那嶺恵理(現ポワトゥーシャラント・フチュロスコープ86)らを制して個人タイムトライアルで優勝。今年も地元の大歓声を後押しとして連覇に挑む。

普段は工業高で製図などを勉強する女子高生だが、高校自転車界では負け知らず。短距離のトラックレースから長距離のロードレースまで得意とし、JOCジュニアオリンピックカップ2冠、高校総体2冠などタイトルを総ナメにしている。

そんな細谷だが、生まれ育ったさいたま市で開催される国際大会には特別な思い入れを感じている。ツール・ド・フランスのスーパースターが勢ぞろいするメインレースの前座ではあるが、それでも自転車競技がマイナースポーツである日本では信じられないくらいの大観衆に見守られながら走れるからだ。前回はそんな中でトップタイムをたたき出した。

「優勝をして新聞にも大きく掲載してもらったのでとてもうれしかったです。自転車のことを知らない友だちが多かったけど、すこしは自転車のことを知ってもらえたと思います」

9月29日に開催された2016年大会の記者発表では、リオパラリンピックで銀メダルを獲得した藤田征樹とともに登壇。控え室でメダルを見せてもらって、「4年後の東京オリンピックで私も首にかけられるように頑張っていきたいです」と決意を新たにした。

10月上旬に開催されるジュニア世界選手権ロードの日本代表、さらに国内最高峰のジャパンカップではエリート選手とともに出走する。身長150cmで、「身長は低いんですけど、他の選手には負けたくない」と気の強いところも見せる。来春には早稲田大学スポーツ科学科に進学。4年間は全競技をやっていく覚悟で、卒業後はガールズケイリンに進みたいという。

「さいたま市で生まれ育った私は、昨年に引き続きこのレースを走れることに感謝の気持ちでいっぱいです。昨年のタイムを上回れるように頑張りたいと思います」

《山口和幸》

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