この Skill Monitor は、同社の非装着センシング技術でスイングフォームをデジタル化し、理想フォームとの違いを瞬時に解析。人の状態・環境・位置情報などのデータを取得し健康管理に役立てられる“ヒューマンセントリックIoT”の展開例のひとつ。
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「はい、じゃあこの疑似クラブをにぎって、『どうぞ』といったらスイングしてください」。そううながされ、ボールも芝生もないカメラ前で“渾身のスイング”を見せつけると、なんのドラマもなく、「はい、OKです」とスタッフの声。
パソコンのモニターには、瞬時に自分のスイングが6コマで表示された。address、backswing、top、impact、follow、finish の6コマ連続写真の下に、詳しい数値評価が算出されている。
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「この部分がダメです」という意味が込められたフォームが赤字で評価されている。筆者の場合は、トップでの「頭の動き」が「×」で、「-17.9センチ動きすぎ」とアドバイス。
そのほかにも「×」が2か所。インパクトでの「背骨の動き」が「-16.2度傾けすぎ」で「頭の動き」が「-15.4センチ動きすぎ」という“酷評”で、総合得点は67点。ワンポイントアドバイスのらんには「頭が動き過ぎかもしれません」と記されていた。
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各フォームポイントごとに、肩スクエア、手首軌道、左膝の角度、前傾角度、背骨の傾き、頭の動きと6項目の評価が表示される。動画撮影をあらためて見るよりも、こうして静止画の連続と数値評価で示されたほうが直感的でわかりやすく、修正しやすいと感じた。
最後は、Skill Monitor の表示をプリントアウトし、「はい、終わりです」とスタッフ。自分のスイングと比較してくれるプロゴルファーは誰なの? と聞くと、「大きな声では言えないけど」と教えてくれた。超有名プロだった。
スタッフは「この Skill Monitor は、ゴルフだけじゃない。たとえば、野球のバッターボックスでのスイングや、マウンド上からのピッチング、サッカーのペナルティキックなど、いろいろ展開できる。さらに、比較ベースとなるプロ選手も変化させられる楽しみもある」と伝えていた。
CEATEC JAPAN 2016 は、幕張メッセ(千葉市)で10月4~7日開催。富士通 Skill Monitor は、誰でも無料で体験できる。
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