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山岳Wi-Fiへ無線LANアクセスポイント提供…フルノシステムズ

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山岳Wi-Fiへ無線LANアクセスポイント提供…フルノシステムズ
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フルノシステムズは、衛星通信「山岳Wi-Fiサービス」に対し、無線LANアクセスポイントの提供を開始した。

「山岳Wi-Fiサービス」は、山岳エリアを訪れる登山者や自然探訪者が安心して登山を楽しめるツールだ。山岳事故遭難対策のインフラ整備と登山届けの普及を背景に、より登山を安心して楽しむためのツールとしてスタートした。

登山者は山小屋からスマートフォン、タブレット等を通じて、Wi-Fi経由で「コンパス」のウェブサイトにアクセスでき、衛星回線経由でインターネットに入って山岳エリア外の人とSNSやメールで情報のやりとりができる。将来的には、山小屋周辺に設置したWi-Fiアンテナにより、さらなる登山届けとの連動、登山エリアでの緊急連絡や現在地の確認などができるよう整備を進めていく。

今回、同社が提供した無線LANアクセスポイント「ACERA 810」は、槍ヶ岳、穂高にある槍ヶ岳山荘、槍沢小屋、涸沢小屋、横尾山荘、燕山荘の5つの山小屋に9台設置された。ACERA 810は、1台のアクセスポイントで200台以上の端末を同時接続できる。利用は、登山シーズンの10月末まで可能だ。

多拠点に設置されたアクセスポイントは、無線ネットワーク管理システム「UNIFAS」で遠隔、集中管理でき、現場のWi-Fi状況を監視してリアルタイムなアクセス状況などのデータ収集ができる。

山岳Wi-Fiは、スマ―トフォンのWi-Fi設定を山岳Wi-Fi設置エリアでONにし、Wi-Fiスポット「sangakuwifi」を指定してブラウザを開くとコンパス「山岳Wi-Fi」利用窓口が開く。申込み後は衛星通信経由でインターネットを利用できる。利用料金は1日500円、3日1,000円、1週間1,500円。各税抜き。

《美坂柚木》

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