10月10日の体育の日に行われたアシックス主催の「リオオリンピック・パラリンピック日本代表選手団プレミアムイベント」では、会場に集まった観客からのそんな質問に日本代表選手たちが答えてくれた。
同イベントで登壇したのは、レスリング女子フリースタイル48kg級金メダリストの登坂絵莉選手、陸上男子4×100mリレー銀メダリストの桐生祥秀選手、競泳女子代表の今井月(るな)選手と青木智美選手、パラリンピック代表から柔道男子100kg超級銅メダリストの正木建人選手、柔道女子57kg級銅メダリストの廣瀬順子選手、陸上男子400m(車いす)銀メダリストの佐藤友折選手だ。
●レスリング・登坂絵莉選手
「(女子柔道57kg級金メダリストの松本薫選手の)口をガッと開けて、それが強そうだなって思って真似してて。それをして、マットに上がる前に足の裏を手で拭いて、股割りしてあがっていく」
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●陸上・桐生祥秀選手
「試合の時はあまり決めてないですけど、音楽が好きなのでアップの時はずっと音楽を聴いています」
●競泳・今井月選手
「あまりそういうのは考えないようにしているんですけど、スタート台はだいたい右側から上がったりする感じです」
●競泳・青木智美選手
「足の方から水着を直していって、肩を直して…。コース台は左足から上ります。自分では意識しないんですけど、自分のレース映像を見ると必ず下の足を直して、肩を直してって。(コース台に)左から入るのは自分でいつも気をつけています」
●柔道・正木建人選手
「コーチの先生に、試合の直前にバンバンと太ももなどを叩いてもらってます」
●柔道・廣瀬順子選手
「自分で緊張をほぐすために顔や手とか足を叩いて試合に行っています」
●陸上(車いす)・佐藤友折選手
「レースの始まる直前に一周だけアップできるんですけど、その時に『大丈夫、大丈夫』と自分に言い聞かせながらまわっています」
選手たちは本番で最高のパフォーマンスを出すために、それぞれ独自のルーティンや緊張をほぐす方法を見つけている。