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【THE INSIDE】高校野球、秋季東京都大会が始まった…課題は山積み

オピニオン コラム
市営立川球場はファウルグラウンドも広いのでノッカーも打ち甲斐がある
市営立川球場はファウルグラウンドも広いのでノッカーも打ち甲斐がある 全 8 枚 拡大写真
こうした勢いは1980年代にも引き継がれていく。1980年に帝京が準優勝、2年後の1982年は二松学舎がそれぞれ準優勝を果たす。さらに1984年は岩倉が全盛期を誇ったPL学園を下して初出場初優勝。翌年も帝京が準優勝し、1987年は関東一が準優勝。1992年も帝京が決勝で東海大相模との首都圏決戦を制して二度目の優勝を果たしている。準優勝で言えば、2010(平成22)年にも日大三が果たしている。

こうして、東京都代表は単独選出されるだけの実績は挙げてきた。しかし、100校以上の加盟校がある神奈川県や千葉県、埼玉県勢からは、秋季大会も東京勢は関東大会で対等の場で戦ってしいという思いもある。とはいえ、それは日程的にもかなりハードなことになりそうだ。こうしてみると、東京都が単独で代表校を送り出していかれるというシステムにも納得がいく。

グラウンド整備は再起の人たちと高野連役員との共同作業

ただ、東京都の高校野球が抱える大きな問題としては、大会会場の球場確保ということがある。東京都は施設に恵まれているという印象もあるが、高校野球に限って言えば決してそうではない。

明治神宮外苑球場は東京六大学野球や東都大学野球の兼ね合いでほぼ使用できない。また、大田スタジアムや昭島球場も他の大学野球や社会人野球で日程が詰まっている。今年は府中市民球場も使えない。ただでさえ硬式可能な球場が多くない上に、さまざま大学のリーグ戦や大会が重なっており、実は飽和状態なのである。

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《手束仁》

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