こうして、東京都代表は単独選出されるだけの実績は挙げてきた。しかし、100校以上の加盟校がある神奈川県や千葉県、埼玉県勢からは、秋季大会も東京勢は関東大会で対等の場で戦ってしいという思いもある。とはいえ、それは日程的にもかなりハードなことになりそうだ。こうしてみると、東京都が単独で代表校を送り出していかれるというシステムにも納得がいく。
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グラウンド整備は再起の人たちと高野連役員との共同作業
ただ、東京都の高校野球が抱える大きな問題としては、大会会場の球場確保ということがある。東京都は施設に恵まれているという印象もあるが、高校野球に限って言えば決してそうではない。
明治神宮外苑球場は東京六大学野球や東都大学野球の兼ね合いでほぼ使用できない。また、大田スタジアムや昭島球場も他の大学野球や社会人野球で日程が詰まっている。今年は府中市民球場も使えない。ただでさえ硬式可能な球場が多くない上に、さまざま大学のリーグ戦や大会が重なっており、実は飽和状態なのである。
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