ラグビーワールドカップ2019へ向け、「23億ポンドがイギリスに」ワールドラグビー会長のビル・ボーモント氏
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ラグビーワールドカップに向けては、2019年に向け、アジア初のラグビーワールドカップの開催国となる日本。ラグビーの普及促進及びラグビーワールドカップの開催がもたらす国内外の社会的・経済的な発展の可能性等について議論が行われた。
参加したのは、ワールドラグビー会長のビル・ボーモント氏、岡村正 日本ラグビーフットボール協会会長、御手洗冨士夫 ラグビーワールドカップ2019組織委員会会長などが参加した。
ビル・ボーモント氏***
ラグビーワーロドカップ2019はアジアで行われる初の大会です。2019年に向けてラグビーは黄金期を迎えています。700万人を超える選手が世界にいます。女子選手はそのうちの3割です。180カ国以上でラグビーが楽しまれています。日本では1100万人のファンがいるとされています。
急成長の背景
1、強く意味ある価値観
つまり情熱、連帯、誠実、敬意、規律というものです。これがファンを魅了しています。
2、誰もが楽しめるということ。15人でも7人でもビーチラグビーでも。
3、投資戦略
3億4000万ポンドをこれまでの4年間、選手に投資しています。
4、五輪効果
五輪競技に戻ってきたことで、教育はじめさまざまな人への認知がさらに進んだということです。
5、ラグビーW杯です。これは収益源にもなり、再投資につながります。そしてラグビーの原動力であり、収益の9割をW杯で出しています。2015年のW杯は最大にして最高のイベントだったと言われます。
まさに特別なトーナメントでした。2015年は活気、観客も多く、経済的にも成功したイベントでした。
247万枚のチケットが売られ、会場観客では、9万1834人を動員したアイルランド戦がありました。207カ国で放送、6億人をこえる視聴者。4億人はデジタルプラットフォームで見ていました。3億3000万ポンドのチケット売上。2億ポンドの黒字となりました。
結果、23億ポンドがイギリス経済にもたらされました。ラグビーW杯ではテクニカルコーチングが導入され強いチームが育っています。100万人の子供達が欧州でラグビー導入イベントに参加もしました。
日本が南アを破った番狂わせをきっかけに、この世紀の対戦を見ていたのは100万人ほどといわれていますが、ファンがどんどん増えていきました。モバイルでも見る人が増えていきました。
日本も力をつけてきましたし、2019年の日本大会は革新的なものになるでしょう。新たなファン、多くの企業スポンサー、そして子供達のためのものです。
ラグビーは品格のスポーツです。いろいろな考え、力のひとたちが一つになるということです。
日本は人口の75%がラグビーの会場に1時間ほどのところに住んでいる。2019年大会は社会的なベネフィットを国や地域にもたらすでしょう。ラグビーに参加するきっかけ作りになれば良いです。
主催者の方々は熱心に計画してくれています。2019年は記憶と思い出に残る素晴らしいイベントになることを願っています。
《編集部》
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