バッハ会長はまずリオデジャネイロ五輪での引き継ぎを「目を見張るパフォーマンス」と讃え、「日本の2020年大会がどのようになるか、少し早く見せていただいた」と笑みを浮かべる。
「IOCは被災地でスポーツイベントを開催したいと考えています。日本が再建、再生のために大きな進歩を遂げていると示すものになるでしょう。例えば、人気のある野球やソフトボールの試合を被災地で開くことも考えている。ほかにも追加的な試みがある。この地域の再生に貢献できるように願っています。五輪開催は東京だけではなく、日本全体にとって重要なレガシーになって残ると思うのです」
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IOCのトーマス・バッハ会長
2020年東京五輪では、野球・ソフトボール、空手、スケートボード、サーフィン、スポーツクライミングの5種目が追加種目として決まっている。これについてバッハ会長は、「より幅広い人々にオリンピックが届く。若者を中心とした人気スポーツ、東京2020の大きな遺産になるでしょう」と話す。
世界に対して、日本の文化を見せる五輪にも期待を寄せた。「日本風に、近代的に行われるクリエイティブな発信が東京からされていくことを楽しみにしています」と締めくくった。