中田英寿「お酒を教えてくれたのは前園さん」…焼酎ストリートイベント
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「焼酎ストリート」には、鹿児島県内113蔵元の焼酎が集まった。トークイベントでは中田氏と鹿児島県出身の前園氏、蔵元を代表して小牧醸造の小牧尚徳氏が参加し、焼酎の魅力について語った。
沿道を埋め尽くさんばかりの人が押し寄せたトークイベントに、中田氏と前園氏が登場すると大きな声援と拍手がおこり、会場は大盛況となった。中田氏の乾杯の音頭で会場の人々が一斉に乾杯をし、トークがスタート。
現役引退後、中田氏は全国250以上の酒蔵に足を運び、日本酒や焼酎などの日本のお酒の魅力を発信し続けている。中田氏は「鹿児島では焼酎は文化だと聞いています。しかし全国や世界に発信していくためには、もっと焼酎のことを伝えていかないといけないと思います」とコメントすると、具体的に「食事には何が合うのか？グラスはどんなもの良いかなどです。焼酎に合う食文化を鹿児島から発信していくのが良いと思います」と自身の経験からアドバイスを送った。
引退して鹿児島に来る機会が多くなったという前園氏は、「来るたびに鹿児島がどんどん好きになっています。鹿児島の素晴らしい文化をもっと多くの人に知ってもらいたいですね。焼酎がそのようなきっかけになれば嬉しいです」と笑顔で語った。
20年来の友人である2人。中田氏は、初めて前園氏にお酒を教えてもらって以来、すっかりお酒の魅力にはまってしまったという。そんな中田氏に対し、前園氏は「僕は未だ飲めません！」と返し、会場の笑いを誘った。会場からは前園氏の禁酒解禁を求める声も起こり、大きな盛り上がりをみせた。
小牧醸造の小牧氏は「これだけ大勢の人が来てくれて、作り手冥利に尽きます。昨年の焼酎の出荷量は宮崎に追い抜かれましたが、鹿児島焼酎をもう一度全国に知らしめたい」と決意を表明。中田氏と前園氏は「来年の焼酎ストリートにも2人そろって帰ってきます」と誓い、会場を後にした。
《美坂柚木》
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