慣れ親しんだファイターズのユニフォーム、そして札幌の地に別れを告げる決意の陽。会見では、「日本一になってファイターズでまだやりたい気持ちもありますが、若い人が中心のチーム。11年やってきて自分の獲得した権利でもあり、残り少ない野球人生、まだまだ成長していけると考えて1週間悩みました」とFA権の行使に至るまでの葛藤を明かした。
2006年に高校生ドラフト1位で入団した陽は、外野手として不動のレギュラーに定着。ゴールデングラブ賞を3度獲得した守備に、俊足好打でチームに欠かせない存在となった。
札幌のファンに向けては、「こういう決断をして申し訳ない気持ち。寂しいですが、どこでプレーすることになっても温かく迎えていただけたら」とメッセージを送った。
北海道日本ハムファイターズの陽岱鋼選手(29)が11月7日(月)、札幌・豊平区の球団事務所を訪れ、今シーズン途中に取得した国内フリーエージェント(FA)権行使、他球団への移籍を目指すことを表明しました。https://t.co/OYEKhYzoTG pic.twitter.com/lCPQiIrE84
— 北海道日本ハムファイターズ公式 (@FightersPR) 2016年11月7日
人気者の決断にファンからは、「そうなるのではないかという空気だったが…」「権利だから仕方ないけど、来年から違うチームかと思うととても寂しい。応援はするが寂しすぎる…」「陽のFA宣言正式にきてしまったか。本人の権利だし、しゃーないわな」「ショックですけど、どの球団に行っても応援してます」「行かないで欲しい。若手を育てるのも大事だけど、ピリッと締める中堅も大事」などの声が寄せられている。