前日の対戦では第1クォーターに6-24とリードされた秋田。ほぼ第1クォーターで終わってしまった敗戦から立て直しを図り、今回は最初から外国人プレーヤーふたりを投入してきた。
Bリーグでは各クォーターでプレーする外国人プレーヤーの人数に制限がある。各クォーターで1度にコートに立てる人数は2名まで、試合を通しては延べ6名以内とされる。各クォーターで外国人プレーヤーを何名起用するかは試合前に申請する必要があり、これまで秋田は『1、2、1、2』で戦ってきた。それが今シーズン初の『2、1、1、2』を採用。
第1クォーターと最終クォーターにふたりを起用して勝負、第2クォーターと第3クォーターはひとりで耐える作戦だ。さらに秋田はゾーンディフェンスでインサイドの守りを固める。これによりトロイ・ギレンウォーターを欠くA東京はインサイドでの優位が得られなかった。
それならばとA東京は外からのシュートを狙うが、この試合ではシューター陣がそろって不調。前半のA東京は3ポイントシュート12本中、成功が0本という結果。NBAでのプレー経験もあるディアンテ・ギャレットが個人技で切り込み決めるも、チームとして崩してのゴールはほとんど見られない。
第2クォーターはオンザコート(外国人プレーヤーの出場数)が『1』の秋田に対し、A東京は『2』のミスマッチ。このクォーターをいかに耐えるかが勝利へのカギだった。秋田は安藤誓哉を中心にボールがよく動き、A東京を翻弄。3本の3ポイントシュートも決まって外からも中からも点を奪った。守備では2-3のゾーンディフェンスでA東京を封じた。
後半に入ってA東京はギャレット、田中大貴が3ポイントシュートを決め出すも、素早く秋田がゾーンからマンツーマンにディフェンスを変更しながら対応。常に試合の流れを読みながら、先手を打っていったのは秋田だった。
爆発力があるA東京に10点差前後の油断ならない綱引きが続くも、決められたら決め返す強さを見せた秋田が、リーグ戦6試合ぶりの勝利を手にしている。
試合終了 秋田 78 - 64 東京 | AKITA 78 -64 TOKYO
— 秋田ノーザンハピネッツ (@AKITA_NH) 2016年11月7日
ついにエリート軍団撃破!!(`・ω・´)ゞ
ばんじゃーい♪∩( ・ω・)∩
ばんじゃーい♪∩( ・ω・)∩#akitanh #Bリーグ
平日のナイトゲームにも関わらず2,700名近くの皆様にご来場いただきありがとうございました。
— アルバルク東京 (@ALVARK_TOKYO) 2016年11月7日
悔しい敗戦となってしまいましたが、これを糧にチームとしてステップアップしていきたいと思いますので、引き続きアルバルク東京への応援をよろしくお願いします。#アルバルク東京 pic.twitter.com/I9spw2M5gG
秋田のファンからは連敗ストップを喜ぶ、「いやー、秋田ノーザンハピネッツ、めっちゃ凄い。感動したよ!」「秋田ノーザンハピネッツはお見事でした。アルバルクに勝つとは」「よかった!よかった!よかった~~~!」「昨日大敗したので、今日は滅茶苦茶嬉しいです」などの声が寄せられている。
敗れたA東京だが平日夜開催で代々木第二体育館に2690人を動員。客席からはタフなゲームに大きな声援と拍手が絶えなかった。