大野奨太捕手(日本ハム)の適時打により、見事なサヨナラ勝利をおさめた侍ジャパン。勝利を手繰り寄せたのは、紛れもなく2人のセットアッパーだ。7-5と2点リードして迎えた9回表、この回からマウンドに上がった大瀬良大地投手(広島)がオランダ打線につかまり3失点。土壇場で逆転された。
続く1死二塁のピンチでマウンドに上がったのが宮西尚生投手(日本ハム)。走者を背負った場面でも落ち着いた投球を見せ、2人の打者をフライに打ち取り追加点を許さなかった。1点差を追う展開の侍ジャパンは9回裏、相手守備のミスが重なり、同点に追いついた。宮西が火のついていたオランダ打線の勢いを無失点に抑えたことが大きい。
また、タイブレーク制が適用された10回表からマウンドに上がったのは、岡田俊哉投手(中日)。走者一、二塁と走者を背負った状態からスタートする形式だが、オランダ打線をフライ、空振り三振、フライに打ち取る危なげのない投球で無失点に抑え、その裏のサヨナラ勝利を呼び込んだ。
11月10日のメキシコ戦から始まった強化試合もこの日で3試合目。毎試合、先発投手が失点するなど苦しむ中、セットアッパー候補の選手たちは期待通りの投球を見せている。
延長10回表 無死1・2塁からはじまるタイブレークを岡田投手が無失点で抑える!日本8-8オランダ https://t.co/f9zdXDiza0 #侍ジャパン
— 野球日本代表 侍ジャパン 公式 (@samuraijapan_pr) 2016年11月12日