自転車ロードの吉川美穂、スペインの強豪チームと契約

女子自転車ロードレース選手の吉川美穂が、スペインのBizkaia-Durango（ビスカヤ・ドゥランゴ）と契約した。同チームとの契約発効は2017年1月1日から。

吉川は2017年シーズンより、海外レースを主戦場にする。非UCIレース（国内JBCFシリーズなど）を走る際は、栃木県宇都宮市に拠点を置く女子チームのライブガーデン・ビチステンレで活動する。

ビスカヤ・ドゥランゴは、女子ロードレース世界最高峰となるウィメンズ・ワールドツアーシリーズを転戦する強豪チーム。女子世界最高峰のジロ・ローザ（女子版ジロ・デ・イタリア）や、ツール・ド・フランスを主催するASOによる「ラ・クルス by ツール・ド・フランス」にも出場している。

吉川は契約を受け、「2017年は単身での渡航となり、期待と不安が入り混じりますが、2020年東京五輪に向けてロードレースの本場で走れることを嬉しく思います。次につなげられるように精一杯走ります」と意気込みを語っている。

吉川は大阪府出身の23歳。2016年はライブガーデン・ビチステンレに所属。集団スプリントを得意とし、2014年からアジアやヨーロッパでのUCI国際レースで上位に入り日本のUCI国際ランキングアップに貢献。2016年世界選手権女子ロードレースでは、日本人女子選手最高位の21位でフィニッシュした。