三浦さんは1991年に大洋ホエールズ(現DeNAベイスターズ)に入団。1998年のリーグ優勝に貢献し、2004年はアテネ五輪野球日本代表に選出され、銅メダルを獲得。2016年はプロ野球歴代4位タイとなる24年連続安打を放ち、ギネス記録にも「プロ野球の公式戦で投手が安打を放った最多連続年数」として認定された。通算成績は、172勝184敗、防御率3.60、奪三振2481だ。背番号『18』は永久欠番「横浜ナンバー」となった。
三浦さんは引退について、「正直やめたくはなかった。続けられるんだったらずっとと思っていたけど、いずれやめないといけない。今年は1勝も勝てなかった。勝てなくなればユニフォームを脱がなければいけないなと思って、悩んで8月まで勝てなかったので決断しました」と語る。一番印象に残っているのは1998年でのリーグ優勝と振り返った。
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三浦大輔さん
最後のシーズンとなった2016年について個人としては苦しかったとしながらも 、「3位になれた。クライマックスシリーズを経験できたので、チームとしては成長していく段階になってよかったなと思っています」と笑う。
今後については、「25年間ユニフォームを着続けてきたのでしばらく一回ゆっくりしたいなという気持ちもありますし、あとは一回外から野球を勉強し直そうかなと。今まではプレーをしていましたが、今後指導者として横浜に戻りたい気持ちもありますので、戻ってこいと言われるようにしっかり勉強したいなと思っています」と球界に復帰する意欲を見せる。
綾瀬さんから「お疲れさまでした」と記念品と花束を受け取ると、「頑張ってきてよかったなと。表彰をもらうためにやってきたわけじゃないですけど、一生懸命頑張ってきてこうやって表彰されることは、何かの形に残るということは大変光栄に思います」と満面の笑みを浮かべた。