錦織は大会二日目の3日からジャパン・ウォリアーズのメンバーとして参加。コカ・コーラ IPTLは団体戦で、男子シングルス、女子シングルス、男子ダブルス、混合ダブルス、レジェンドシングルスを1セットずつ行う。錦織は3日・4日ともに男子ダブルスと男子シングルスに出場。
試合後の記者会見で「メチャクチャ疲れました」と切り出した錦織だが、「すごく内容のいい試合が昨日今日とできたので、たぶん去年よりは貢献できたかなと思う。楽しくプレーできました」と表情は明るい。
錦織圭選手(@keinishikori )「去年よりは貢献できたかな」
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2016年12月4日
コカ・コーラ IPTL日本ラウンドが終了しました。お疲れさまでした!#錦織圭 #japanwarriors #IPTL2016 pic.twitter.com/Aq4EncVVqg
ジャパン・ウォリアーズは14-23で迎えた最終第5セット、男子シングルスでも錦織は躍動。ニック・キリオス(オーストラリア)を相手に6-3でセットを奪取すると、大会特別ルールが適用され、試合は続行された。
「最終セットを獲得したチームがその時点で負けている場合、相手チームと獲得合計ゲーム数が並ぶまでそのセットを続けることができる。ただし、相手チームが1ゲームを獲得した時点で相手チームの勝利が決定する」という特別ルールだ。
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錦織圭
錦織も粘りを見せるが、キリオスが1ゲームを獲得し、9-4で試合は終了。ジャパン・ウォリアーズは23-27で黒星となったが、錦織は充実した大会になったようだ。
「毎回こういう試合ができればいいんですけど、ほんとの試合はプレッシャーもありますし、なかなかこんなに気楽にはできない。一週間ぐらいテニスもしてなかったなか、正直自分でもびっくりしてます。ここまでプレーできてるのと、強くなっているんだなと感じました」
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ファンの声援に応える錦織圭
来シーズンについて、「大きな大会はいい所までいきたい。特にマスターズの優勝は今年も掲げてましたが、今年は2回決勝までいけて、だんだんと近くなってきているとは思う。グランドスラムだったりマスターズでいい結果を残せるように頑張ります」と意気込みを見せた。
試合終了直後は会場のファンに向けて、「僕はこれからアメリカに帰ってトレーニングをしますが、またどこかで観に来てください!」と観戦を呼びかけていた。