【GARMIN eTrex Touch 35J インプレ前編】手の中に納まるGPS、電池式の安心感も○
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◆ハンディGPSのスタンダードモデル
GPS機能を搭載したハンドヘルド(手持ち)タイプの最新鋭ガジェット。車載カーナビを手のひらに収まるサイズにしたと考えればいい。メイン機能は一般道路から登山ルートまでの詳細なナビゲーションだ。歩きや走りはもちろんサイクリングやドライブにも使える。方位磁石や気圧高度計の機能も装備されていて、実際にたどったコースはGPSによって正確に記録・保存することができるので思い出作りにもなる。
ガーミン社のGPS製品は腕時計タイプから車載タイプまで多種多様なモデルがラインナップされている。ハンディGPSカテゴリーとしては本格的登山に対応するOregon(オレゴン)、受信感度を高めるためにアンテナを装備したGPSMAP(ジーピーエスマップ)があり、1998年に初登場したeTrexシリーズはいわばスタンダードモデル。ただしラインナップはカテゴリーの中で最も充実しているので定番とも言える。ハンディGPSを初めて購入するならeTrexシリーズで間違いない。
◆同時発売の25Jにプラスα、手のひらにしっかり納まり防水も
eTrex Touch 35Jはシリーズ最新モデルで、同時発売されたeTrex Touch 25J(価格5万4800円=税別)とともに、ハイエンドモデルのみに採用されていたカラータッチパネルを採用して機能性をミドルレンジまで高めることに成功した。どちらも軽量でコンパクトなボディが特徴で、サイズや重量、基本性能は35Jも25Jも同じ。
35Jにあって25Jにないものは高度気圧計、ワイヤレスデータ送受信機能だ。そのため35JはBluetoothを介してのスマホ連携、心拍計測機能つきガーミンデバイスとの連携、自転車のスピードやペダル回転数などを測る各種センサーとANT+でデータをやりとりすることができる。ガーミンのアクションカメラVIRB(別売)をワイヤレスで操作することも可能だ。
サイズは縦102mm、横58mm、厚さ33mmで、手のひらに優しく収まるような丸みを帯びた形状。硬質ラバー素材で覆われているので、大自然の中でのラフな使用にも耐えられる。防水性能は日常生活防水(IPX7)で、雨水を気にしなくていい。
バッテリーは単三乾電池2本で、アルカリ/ニッケル水素/リチウムのどれにも対応するが、電池を入れた後に「設定」→「システム」画面から乾電池タイプを選択する必要がある。電池切れや電池を外してもデバイス内のデータは消えないのはとてもうれしい。稼働時間は約16時間(アルカリ電池、通常使用時)と先代モデル30xJの25時間から短くなってしまったが、タッチパネル搭載などの高機能化を優先したためだろうか。ただし丸1日のアクティビティには影響しないので使いやすくなったというメリットにはかなわない。
◆電池式、そのメリットとは?
これまでインプレしてきたガーミン社のGPSガジェットは専用クレードルやチャージングクリップによる充電タイプばかりだったので、単三乾電池仕様というアナログさにいささか幻滅した。しかもその分大ぶりで重さも気になる。そこで乾電池のメリットはなにかを考えながらeTrex Touch 35Jのインプレを開始してみた。そうするとアナログならではの安心感にすぐ気がついた。単三乾電池なら日本の小さな集落の商店でも、あるいは世界中のどんな町でもほぼ確実に入手できることだ。
専用充電ケーブルは旅先に持っていくのを忘れたり破損してしまったら、専門店でしか購入できないので充電ができなくなる。ましてや自由にコンセントを借りられるとも限らない。これからの冬山は低温となりバッテリー消耗も激しいので予備充電の確保は重要。専用ケーブルに加えてモバイルバッテリーを携行することになるが、容量5200mAhのバッテリーとなれば結構大きくて重さもある。単三乾電池なら交換用として2~4本を携行すればいいので、結論としてはこちらのほうが便利なのだ。
eTrex Touch 35Jインプレ時にはGPSを起動して鎌倉の里山を歩いてみた。3時間半で画面の残り電池残量4コマのうち2コマが消えた。つまり7時間で電池交換が必要になる。充電タイプの場合は「7時間でアクティビティを終了して家に帰ってこよう」なんて活動に制限が生じたが、単三乾電池2本をバッグに入れておけばさらに活動時間を延ばすことができる。そんな理由から登山家などはあえてアナログな乾電池タイプを選択するとも言われる。
《山口和幸@レスポンス》
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