前半はナシオナルの猛攻に数多くのピンチを迎えた鹿島。しかし、今回もGK曽ヶ端準のビッグセーブがチームを救い、昌子源も身体を張って守り抜く。
すると鹿島にビッグチャンスが訪れる。今大会から導入されたビデオ判定により、エリア内で西大伍が倒されたとして前半30分にPKを獲得。ナシオナルは納得していない様子だったが、テクノロジーの導入によって鹿島にPKが与えられた。これを土居聖真が決めて鹿島が先制。
先制を許したナシオナルが追いつこうと攻勢を強めるが、曽ヶ端が準々決勝に続き好セーブを連発した。1-0のまま試合は終盤に進む。
1点を争う攻防のなかで先に点を奪ったのは鹿島だった。後半37分に柴崎岳からクロスが入り、ゴール前で飛び込んだ遠藤康とナシオナルのGKフランコ・アルマニが交錯。こぼれ球は遠藤の足元に収まり、これをヒールで流し込んだ。
ほぼ試合を決めた鹿島だが後半40分、途中出場の金崎夢生が右サイドを突破してクロス、これに同じく途中出場の鈴木優磨が飛び込んで決定的な3点目を奪った。ファーストタッチでゴールを奪った鈴木は、クリスティアーノ・ロナウド風パフォーマンスを披露した。
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— Jリーグ (@J_League) 2016年12月14日
決勝は18日(日)横浜で開催!日テレで生中継
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このまま試合は3-0で終了し、鹿島がアジア勢初のクラブW杯決勝進出を果たした。
新たな歴史を作った鹿島にサッカーファンからは、「まさか南米王者に勝つとは」「名門アトレティコ・ナシオナルを3-0で下しての決勝進出は立派」「サッカー界にとって素晴らしいニュースだ」「おそらく10回やったら鹿島が勝てるのは2回あるかないか。だけどその1回をここで手繰り寄せる強さ」「鹿島はこれしかないというパターンに持ち込んで勝てたが、ナシオナルもさすがは南米王者だった」などの声が寄せられている。
決勝に進んだ鹿島は15日に行われる、レアル・マドリード(スペイン)対クラブ・アメリカ(メキシコ)の勝者とクラブ世界一の称号をかけて18日に対戦する。
【12/14 vsアトレティコ・ナシオナル】#antlers 試合終了!3-0!日本勢初の決勝へ!皆さん、今日もともに戦ってくださって、本当にありがとうございました!日曜日、横浜で!https://t.co/eOshfnUOiG #ClubWC #cwc pic.twitter.com/OgBepjIAQl
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