【GARMIN eTrex Touch 35J インプレ中編】スマホでは対応できない場所、アクティビティに
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◆三測位対応で正確な位置を把握、スマホが役に立たない場所でこそ力を発揮
ガーミンのハンディGPSの中ではスタンダードモデルとして人気のあるeTrexが機能性を拡充してさらに楽しくなった。インストールされている地図は国土地理院の承認を取って作成された10m(最大5m)等高線入りの日本詳細地形図2500/25000だ。1/2500(一部1/25000)の高精密な国土地理院刊行「数値地図(国土基本情報)」をもとに、登山やハイキングに不可欠な地形図情報に加えて市街地でも十分に使える詳細道路情報を収録している。
GPS機能はいわゆる米国GPSだけでなく、ロシア版GPSである「GLONASS」、日本の準天頂衛星「みちびき」を合わせた三測位対応だ。準天頂衛星のみちびきは常に日本の上空に位置しているので、専門用語で「高仰角」からの電波発信ができる。山やビルなどに反射して電波が受信機に到達する時間が乱れる「マルチパス」が起きにくく、手持ちガジェットの高精度測位をサポートする。位置情報における理論上の誤差はわずか1mというから驚きだ。
道路ナビソフトならスマホのアプリやグーグルでいいじゃん!と考えてしまうのだが、スマホの場合はGPS対応携帯であってもドコモかauかソフトバンクの基地局(アンテナ)からの電波を併用して現在位置を特定する。谷合やアンテナがない山岳部では誤差が300m以上になる場合や位置を特定できないこともある。アンテナが多い都市部ではスマホナビでいいのだが、登山やハイキングをする場合はGPSに頼る必要がある。だからアルピニストやハイカーにはeTrexがいいのだ。
◆カラー液晶で見やすく、機能も満載
eTrex Touch 35Jには、斜めに持ったときでも正確な方角を示す3軸電子コンパスがあるのだが、使ってみるとこの機能は登山やハイキング時にとても役立つ。ルーティングはしっかりと画面上に示されるのだが、出発するときや休憩したあとで「どっちに歩いていったらいいか」を把握するためにはコンパスが必要なときも多いからだ。きめ細かな気圧変化を見逃さない気圧高度計も内蔵されているので、歩いてきた道の標高差を確認したり、1か所にとどまっているのなら気象状況の変化も予測することが可能になる。
ディスプレイは36mm×55mmというサイズで、解像度は160×240ピクセル、半透過型のカラー液晶だ。スマホと同じようにタップやスワイプ(画面にふれたまま指先を動かす)、ドラッグ、ピンチ(2本指で拡大や縮小をする)。アプリケーションメニューは電源ボタンを押すと出現する。機能満載でいろいろなことができるので、操作をしながら使い勝手を覚えていけばいい。
◆他のガーミン製品との連動で拡張性も
ハードな登山にも耐えられる防水性とタフネスボディに配された2.6インチ、6万5000色のカラーディスプレイはアウトドアでも視認性のいい半透過型。microSDメモリ用のスロットに、大容量の経路探索可能な日本詳細道路地図(シティナビゲーター)を組み込めば、目的地までの経路探索も可能になるので、カーナビやサイクリングナビの代わりにもなる。日本登山地図(TOPO10MPlus)を差し込めば日本全国が網羅できるので、使用用途に応じて地図を活用することができる。
ANT+センサーによってGPSランニングウォッチのForeAthlete(フォアアスリート)シリーズなどとデータ送受信ができ、アクティビティ中の心拍数取得も可能。サイクリングの際はスピードやケイデンス(ペダル回転数)センサーなどのオプションアクセサリーとペアリングして、コース状況に応じたフィジカル面の変化を記録することもできる。体温の影響を受けない温度計もある。さらにはアクションカメラVIRBシリーズと接続すると、ジオタグ付きの写真や録画がリモートコントロール(遠隔操作)で撮影できる。
《山口和幸@レスポンス》
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