b.g.は左右に2つのディスプレイを搭載し、ノンシースルー型の高解像度ディスプレイを採用。「見え方のクオリティ」を追求した結果、先行するウェアラブル端末がほとんど片眼設計でつくられていることに対し、両眼視を前提とした設計となった。
また、「見え方」と「かけ心地」を両立させるために、専用メガネフレームを設計。メガネフレームに「外フレーム」を装着させる形状で、メガネならではのかけ心地と固定感を両立させている。
メガネ部分と有線を通じて専用ケースに接続することで、高解像度のデータをリアルタイムにディスプレイタイプに表示。メインデバイスをスマートフォンにすることで、すでにスマートフォンに備わっている機能(Wi-FiやBluetooth、カメラ、その他アプリ)が利用可能になる。
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キーコンセプトは「視覚拡張」だ。製造・メンテナンス領域ではAR技術との連携により、高度な指示を表示することで、業務効率の改善や、外国人労働者への多言語対応などを検討している。会見では、AR技術を活用したデモンストレーションが行われた。
メガネ型ウェアラブル端末「b.g.」のデモンストレーションです。製造作業でのAR活用、近未来的ですね#b.g. pic.twitter.com/TU7HZ6bxOV
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2016年12月15日
メガネスーパー取締役の束原俊哉氏は、「VR・ARは間違いなく目の負担が増える。アイケアカンパニーとして、目の負担を軽減するフレームやレンズも製造していきたい。最近は目を完全に覆う没入型のヘッドマウントディスプレイが増えてきている。我々はメガネ業界のノウハウを活用し、他業界との差別化を図り、非没入型のウェアラブルデバイスを開発していきたい」と意気込んだ。
メガネスーパーは今後の事業展開を加速させることを目的に、2017年1月18日~1月20日に開催させる「ウェアラブルEXPO」に出展。b.g.の商品プロトタイプ実機を展示して、デモンストレーションも予定している。