しかし、ギア周りやチェーンなどオイルにまみれたパーツもあり、そのような複雑な形状をした部分を綺麗にするためには、それに見合った道具が必要。できるだけ早く簡単に仕上げたいのであればなおさらだ。
道具好きの私が欲しかったのはこれ。フィニッシュラインの「イージー プロ ブラッシュ セット」だ。2400円(税抜き)で手に入る。

一番良い点は「これがあると便利!」といった欲しい種類のブラシがまとめられていること。自分でブラシを探して買い集める手間がかからない。
●キット内容
(1)こぶし大の柔らかく毛の長い大型ブラシ
(2)細長いたわし状柄付きブラシ
(3)固めの長い毛の柄付きブラシ
(4)歯ブラシタイプ
(5)細身の丸長ブラシ
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汚れたパーツの洗浄は中性洗剤を薄めたものでも良いが、洗浄液を作るのが面倒なので、フィニッシュラインのスプレーボトル「スーパー バイク ウォッシュ」を使う。1Lで1680円(税抜き)だ。
スプレーノズルが付いているので、そのままバイクに吹きかけられる。泡も立ちすぎないため処理しやすい。汚れたパーツに直接吹きかけウエスで拭き取っても良いし、もちろん水洗いしても良い。
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最も気になる汚れはギア周りとチェーンだ。これらのパーツに吹きかけ、キット内容に記述した(1)こぶし大の柔らかく毛の長い大型ブラシか、(3)固めの長い毛の柄付きブラシを使う。
(3)は毛が長くて太く固いため、ギアの奥まで掃除ができてとても便利だ。
(1)の守備範囲は広い。フレーム、カセットスプロケット、リム、チェーンリングなどほとんどの部分に使える。
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(2)の細長いたわし状柄付きブラシは、もっぱらハブの掃除に使う。細長で柄が長いため、スポークの間を通してハブまで届き、綺麗に掃除できる。
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(4)の歯ブラシタイプと(5)の細身の丸長ブラシは、ディレイラー周りなど大型ブラシが入らない部分でも入るので便利だ。
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軽い汚れの場合はスーパー バイク ウォッシュとブラッシングで軽く汚れを取り、ウエスや前回ののコラムで紹介した繊維に竹を使用している「バンブー サイクル ワイプ」で拭き取っても良いし、水道が近くにあれば、水洗いしてからウエスなどで乾拭きする。
このブラシキットは、掃除したい各パーツに最適なブラシが用意されているので、簡単かつ効率的に掃除ができ、とても満足。やはり道具が良いと楽しく仕上がる。