内村航平、体操普及への想い「僕は体操で育ててもらった」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

内村航平、体操普及への想い「僕は体操で育ててもらった」

スポーツ 選手
体操の内村航平がアシックスジャパンとのアドバイザリースタッフ契約(2016年12月21日)
体操の内村航平がアシックスジャパンとのアドバイザリースタッフ契約(2016年12月21日) 全 5 枚 拡大写真
体操の内村航平選手がアシックスジャパンとアドバイザリースタッフ契約を結び、日本体操界初のプロ選手となった。今後は競技活動の他に、体操の普及にも力を注ぐ。

東京都内で12月21日に行われた記者会見で、内村は体操普及への想いや今後について語った。子どもたちにもっと競技の魅力を知ってもらいたいという。

「体操ってこんなに面白いんだっていうことを伝えていきたい。僕は体操で育ててもらった。体操もやることで規律とか人間らしさを教えてもらえる」

金メダルをふたつ獲得した8月のリオデジャネイロ五輪後も「体操が広まったという感覚があまりなかった」と漏らす。体操という競技をするには環境が必要だ。その点も内村は実感している。

「体操という競技自体ちゃんとした環境がないと触れられない。サッカーや野球の道具はすぐ買いに行ける。でも体操は、器具は売っていない。環境を提供していくことで、触れられると思う。どうしたら広まっていけるか、近場で触れられるかを考えてやっていきたい」

内村航平 参考画像
(c) Getty Images

金メダルを獲得した内村航平 参考画像
(c) Getty Images

2020年東京五輪で結果を残すことを一番の目標に掲げながら、「もっと体操の素晴らしさ、面白さを子どもたちに広げていって、体操人口を増やしていきたい」と意欲を見せる。

アシックスジャパンとの契約でウエア開発にも携わるようになった。試合中の動きやすさにこだわるのはもちろんだが、「他の所属が使ってないような色を取り入れて、試合に出たときにインパクトをあたえられたらいい」とデザインにも積極的に意見を出している。

今後は内村航平モデルのウエア展開も期待されるが、「体操の技でも自分の(名前の付いた)技がないので、そういうところも頑張っていきたい」と笑う。

その一方で「プロの体操選手として何をすべきか、まだ答えが見えていない」と話すが、日本体操界を牽引してきた内村ならきっと最良の答えを見つけ出すことだろう。これからの活動に注目が集まる。

《五味渕秀行》

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