アディダス オリジナルス「XBYO」…日本が誇るパターン技術、素材を採用 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

アディダス オリジナルス「XBYO」…日本が誇るパターン技術、素材を採用

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日本のパターンカッティングの第一人者、中村里美
日本のパターンカッティングの第一人者、中村里美 全 15 枚 拡大写真
アディダス ジャパンは、アディダス オリジナルス(adidas Originals)の2017年春夏コレクションから、日本のパターン技術と素材を採用したアパレルコレクション「エックスバイオー(XBYO)」を始動させた。

12月22日から世界発売に先駆けて、アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア トウキョウ、アディダス オンラインショップのVIPルームのほか、ビームス 原宿・ジャパン他23店舗と伊勢丹新宿店メンズ館、名古屋イセタンハウス(ISETAN HAUS)で先行発売した。世界及び日本全国展開は、来年1月5日から販売開始。先行発売前日の21日には、ローンチイベントが開催され、インスタレーションショーでメンズとウィメンズの最新コレクションが披露された。

エックスバイオーは、1960年代にアディダス イタリアでシューズのヒールケージとして開発されたアディダスを代表するアイコンであり、「アディダス オリジナルス」が誕生して間もない2001年にアパレルにも使われたXモチーフからのインスピレーションと、日本のパターン技術や素材を融合したアパレルコレクション。伝統的なモチーフを使いながら、カッティングでは、世界的なコレクションブランドで20年以上メンズのパターンを手掛け、スポーツメーカーでの経験も持つ、日本のパターンカッティングの第一人者、中村里美氏を起用。人間工学に基づき、緻密に計算された3Dカッティングによる立体裁断や、生地の切り替えの代わりにダーツを施すなど、クラシックなストリートウエアに洗練されたカットを加えることで、シンプルな中にも「違和感」による新しさと、動きを制限しないユニークなシルエットを完成させた。

素材は日本を代表するカットソー生地メーカー企業でありアディダスと50年以上パートナーシップを組んでいる、和歌山のヤマヨテクスタイルがエックスバイオーのために開発した、張りがあり、ジーンズのように着ていくうちに馴染んでいく高密度ニット「プレミアムテリーコットン」を採用した。価格帯は、スウェットシャツ1万1,000円、スウェットパンツ1万円、トラックトップ1万2,000円、Tシャツ5,490円、フード付きプルオーバー1万2,000円など。

中村氏は今回の取り組みについて、「こだわったのは、今までになかったものを作ること。スウェットをどう考えるのかというところからスタートし、伸びない素材を使いパターンメーキングによって布はくのスーツやジャケットのように、初めから立体的な形を作った。ニットやTシャツのように二次元、平面にはならない。メンズとウィメンズ、着るシーンなどは特に意識していない。スポーツにこだわるというよりも、街やスポーツをした後に着るものになっている。アディダスがデザイナーとコラボレーションしてきたことは全く意識していない。これからもパタンナーとしてそのときに与えられたものに対応しながら、固定観念や情報にとらわれず、そのときに新しいと思うものを作っていきたい」と話した。

トークセッションで「アパレルの中にもスーパースター(Superstar)やスタンスミス(Stan Smith)のようなものを作ることが出来ないか、ということからスタートした」と説明した中濱淳星アディダス オリジナルスアパレル統括部長は、「今、トレンドではなくブランドとしての温故知新が必要だということから、“X”をブランド名やモチーフに使った。日本にこだわっているわけではないが、中村さんとの取り組みは今後も続けるし、実際に3Dパターンと高密度ニットを使ったコレクションは、素晴らしかったし、パターンの力はすごいと感じた。ターゲットはこれまで以上に幅広くなると考えているし、ファッションに敏感な人から普通の人にまで受け入れられると思う。世界でもトップクラスのパタンナーと取り組みながら価格はリーズナブルなので実際に袖を通してみてほしい」と語った。

また、イベントに来場したヤマヨテクスタイル(YAMAYO TEXTILE CO.,LTD.)の山下郁夫社長は、「今回の素材開発やコンセプトは勉強になったし、新しい開発や次の展開にもつながると思う」と述べた。

アディダス オリジナルス、新アパレルコレクション「XBYO」発売。日本が誇るパターン技術、素材を採用

《樋口真一》

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