テニス元女王イバノビッチ、引退も前向き「夢を叶えられた」
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2008年の全仏オープン優勝などツアー通算15勝のイバノビッチ。同年には自身初の世界ランキング1位も経験した。だが、近年は手首や爪先の故障に悩まされ、世界ランクも63位まで後退していた。
「愛する両親がずっと支えてくれていた。世界ランク1位になり2008年に全仏で優勝して、夢にも見ていなかったような高みに到達することができた。WTAで15のタイトルを獲得し、グランドスラムで3度決勝に進んだ。フェドカップ決勝にも進んで、記憶に残る試合がたくさんあった。セルビア出身の無名の少女としては悪くない結果だったと思う」
ケガにより自分の求めるプレーができなくなったと話すイバノビッチ。しかし、動画では終始笑顔を絶やさず、引退は前向きな決断だと語った。
「私が言えるのは、夢を叶えられたということ。ほかの人たちも夢を叶えられるように、ぜひとも助けたいと思っている。だから悲しまないで。私と同じように前向きになってほしい。これまでの素晴らしい人生を助けてくれた皆さんに、最大限の感謝を伝えたい。皆さんのことが大好きです。これからもよろしくお願いします」
《岩藤健》
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