ストリープは名指しこそしなかったものの、「ハリウッドには外国人やアウトサイダーが大勢いる。彼らを閉め出したならアメリカンフットボールと格闘技しか、見るものが残らない」とトランプ氏を批判。芸術の危機だとした。
さらにストリープは最近自分に最も衝撃を与えた演技として、トランプ氏が障害を持つニューヨークタイムズ紙のセルジュ・コバレスキ記者の真似をしたことを挙げた。
これに対してトランプ氏はツイッターで、「ハリウッドで最も過大評価されている女優メリル・ストリープが、私のことなど知らないくせにゴールデングローブ賞の授賞式で攻撃してきた。彼女は私に大敗したヒラリーの取り巻きだ」と反論している。
Meryl Streep, one of the most over-rated actresses in Hollywood, doesn't know me but attacked last night at the Golden Globes. She is a.....
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2017年1月9日
Hillary flunky who lost big. For the 100th time, I never "mocked" a disabled reporter (would never do that) but simply showed him.......
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2017年1月9日
また、ストリープの発言には総合格闘技団体『Bellator(ベラトール)』のスコット・コカー代表も、現代の格闘技は開かれたグローバルなものだと否定した。世界中から集まった選手の試合はまさに芸術であり、ぜひ1月21日にロサンゼルスで行われる大会に招待したいとコカー代表。そうすればストリープにも総合格闘技が芸術であること、この競技が世界的なものであることが理解してもらえるはずだとしている。
As a martial artist and an MMA promoter, here is my open letter and #Bellator170 invite to the very talented #MerylStreep #GoldenGlobes pic.twitter.com/zostN22RAK
— Scott Coker (@ScottCoker) 2017年1月9日
コカー代表の発言をめぐって格闘技は芸術かを議論する、「格闘技は芸術じゃない、スポーツだ。スポーツが芸術性を帯びることもあるが、それは原則的なものではない」「芸術とは創造性のことだ。ほとんどの人は、芸術的なメリットを求めて格闘技を見ていない」「君の言ってることはほとんどの芸術に当てはまるね。俺はアートのために格闘技を見てる」「君は芸術的な格闘技の試合を見たことがないんじゃないか?」「芸術だろうがなかろうが俺は総合格闘技が好きだ」などの声が多く寄せられている。