車両価格「い、い、いちおく」11室の動くホテル
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今回、中年記者のぶしつけな問いかけに答えてくれたのは、両備ホールディングス取締役・常務執行役員の山木慶子さんをはじめとする、両備HDの人たち。1月11日のメディア発表(東京・中野サンプラザ)で、共同運行する関東バスの車体と、両備HDの車体を行ったり来たりしながら、教えてくれた。
---この1泊2万円の東京大阪夜行便の発想は。
「2年前。鉄道の寝台列車がどんどん数を減らしていくなか、マーケティングとターゲットをつきつめていったら、『客はつかめる』と見えてきた。もともと両備HDグループの中国バスで、DREAM SLEEPER が好評で、この前部半個室シートを全席に配置したバスをつくろうと。しかも完全な個室の空間で」
「シートは両備HD(岡山県岡山市)と天龍工業(岐阜県各務原市)で開発。背もたれ40度、座席角30度、フットレスト水平という組み合わせのゼログラビティ姿勢になるようにシートをつくった。NASAの理論に基づく発想で、無重力状態を体感できる姿勢で、深い眠りを誘うという」
---運転手はドリームスリーパー東京大阪号に専属するスタッフか。
「われわれのなかでは選抜ドライバーと呼ぶ。両備ホールディングスは10人の高速バス運転に精通したトップクラスの運転手が担当する。関東バスからも選抜運転手が10~20人、担当すると共有している。彼らが着用する制服も一新した。1着20万円以上する特別仕立て」
---ターゲットやユーザー像は。
「もともと中国バスの DREAM SLEEPER は女性に人気で、リピーターが多い。今回の完全個室版ドリームスリーパー東京大阪号は、ビジネス客をターゲットとしながらも、女性客も見込んでいる。前泊して出張に向かうようなビジネスマンのなかでも、朝早くから現地で動きたいというニーズがある」
---このバスのざっくりお値段は。
「ベース車体(三菱ふそうトラック・バス『エアロクィーン』)が5000万円弱。そこからいろいろと艤装したりで、い、い、一億円弱ってところか」
11室の動くホテル、車両価格「い、い、いちおく」…担当者に一問一答
《大野雅人@レスポンス》
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