吉田麻也、キャリア初のタイトルに向けて…「あまり欲をかかず一歩、一歩」
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
試合開始からリバプールに押される場面が多かったサウサンプトン。しかし、カウンターからネイサン・レドモンドがゴールを決め、その後の反撃も無失点に抑えた。フル出場で1-0の勝利に貢献した吉田は、「ボールを回されている時間は長かったが、よく耐えたと思う」と試合を振り返った。
「2点、3点取れればもっと楽なゲームになったと思うし、次のアウェーゲームにアドバンテージになったと思うが、久しぶりのクリーンシートだし課題もあるが勝てたので良かった」
公式戦4試合続けて先発出場の吉田。レギュラー奪取へ向けてアピールを続けるなかで、自分の課題について語った。
「全体的にレベルを上げなくてはいけない。こういう緊張感のある試合の中で結果を出せるかが、自分にとって一番足りない部分。僕自身のパフォーマンスもそうですし、チームの結果も伴ってこないと難しくなるので結果を出すことはすごく意識している。得点を取ったり無失点に抑えたりという、数字で示すことがCBにとって一番分かりやすい」
ホームで先勝したことにより、キャリア初のタイトル獲得に近づいた吉田。25日に敵地で行われるセカンドレグについては、「一歩一歩行かなければならないと思っている。あまり欲をかかずに。1試合、1試合が大事なので先を見すぎずに、目の前の試合を一つひとつこなしていかないといけない」と笑顔も見せながら話した。
●クロップ監督はホームでの逆転を信じる
イングランド・プレミアリーグで今シーズン、全チーム中最多の得点数を誇りながら無得点に終わったリバプール。だが、チームを率いるユルゲン・クロップ監督は、本拠地アンフィールドではすべてが変わると決勝進出に意気込んだ。
「決勝への道はまだ閉ざされていない。両チームとも監督はガッカリしているはずだ。ひとりは負けたからで、もうひとりは1-0でしか勝てずセカンドレグをアンフィールドで戦わなければならないからだ。我々は必ず巻き返す。第1戦とは見違えるチームになる。アンフィールドではすべてが変わる」
《岩藤健》
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