山本昌「時間に縛られないからこそドラマが起きる」…野球の面白さを熱く語る

プロ野球ゲーム「ファミリースタジアム（ファミスタ）」〈バンダイナムコエンターテインメント〉の30周年記念イベントが1月18日、都内で開催された。

昨年、50歳で引退した野球界のレジェンド・元中日ドラゴンズの山本昌氏が登壇。山本氏は、ゲームの中に登場するオリジナルチーム「ナムコスターズ」への入団を発表し、会見が行われた。

山本氏はファミスタについて「初代からプレーしています」とし、下積み時代でドラゴンズの合宿所にいた頃に楽しんでいたことを回想。

「とにかくお金がないので、部屋で皆でファミスタに興じるというのが日常だった」「自分の名前がゲームに出てきた時は嬉しかった」とし、ゲームに出てくる「やまもも」（山本昌選手）という名前にも愛着があるという。

今回の入団については、「（ファミスタで遊び）ナムコスターズでプレーしていました。素晴らしいチームに入団できて嬉しいです」と喜びを語ると、会場は温かい拍手と笑いに包まれた。

ボールを持つと、とてつもないオーラを放つ

また、なぜ野球というスポーツは多くの人を惹きつけるのか？という問いに対して、「日本の大衆スポーツの中では一番大きいと思っている」と自負。「特に私が小さい頃は野球の全盛期で、男の子は野球をやれという時代だった」と振り返った。

「自分はラグビーもサッカーも大好きですが」としたうえで、野球に数々のドラマが生まれる理由は「時間にしばられていないから」とし、「ちゃんと3つのアウトをとらなければチェンジにならない。20点でも30点でもとれる可能性がある。一発逆転が起こる可能性がある。野球は“勝敗の先がみえないスポーツ”」と表現した。

「最後まであきらめずにやれば、どういう結果になるかわからない。ドラマであったり魅力がつまっている」とその魅力を語った。

ちなみに山本氏は4月、ゲームの中だけではなく、プロ野球の始球式にも「ナムコスターズ」のユニホームを着用して登板する予定だという。「現役時代には出なかった140kmを投げたい。このユニホームであれば出せる気がする」と意気込みを語っていた。

●シリーズ30周年記念タイトル「プロ野球ファミスタクライマックス」を発表
同イベントではニンテンドー3D用ソフト「プロ野球ファミスタクライマックス」を、2017年4月20日（木）に発売することが発表された。

2017年度の最新プロ野球選手データの収録はもちろん（「おおたに」「きくち」など、選手名は昔のひらがな表記）、名球会のレジェンド選手や各球団のマスコット、女子プロ野球選手なども登場する盛りだくさんの内容となっている。

（期間限定 2大豪華封入特典）
（1）レトロファミスタを3DSで楽しめる「ファミスタレトロ」がダウンロードできるコード
（2）伝説の選手「やまもも」選手（山本昌選手）がダウンロードできるコード