準決勝第1試合でココ・バンダウェイと対戦したビーナス。第1シードのアンゲリク・ケルバー、第7シードのガルビネ・ムグルサを破って勝ち上がってきたバンダウェイのパワーと強気のテニスに苦戦する。第1セットはバンダウェイの攻撃的なリターンに苦しみ落としてしまった。
だが、第2セットからビーナスは長いキャリアで培った経験を武器に、バンダウェイを揺さぶる。憧れの存在と話すビーナスからの勝ちを意識してか、バンダウェイの動きが悪くなったこともありビーナスが1-1に追いついた。
第3セットに入ってバンダウェイも持ち直してくるが、ビーナスがこのセットも奪って勝利した。勝利インタビューでビーナスは苦しかった試合のことを振り返り、米国テニス界の充実ぶりにも喜んだ。
「この勝利は私にとって非常に大きな意味を持っています。試合の大半は彼女が信じられないほど良いプレーをしていて、私はディフェンスに回らされました。リラックスできる瞬間はなく、このような試合を勝ち抜いて決勝に進めること、そしてアメリカのテニス界に興奮しています」
この試合のあとに行われた準決勝第2試合では、セリーナがミリヤナ・ルチッチ=バロニに6-2、6-1で完勝。姉の待つ決勝に駒を進めている。
グランドスラムでウィリアムズ姉妹の対決が実現するのは、2009年のウィンブルドン以来。そのときはセリーナが勝利している。
At the end of Saturday, the Williams sisters will have 30 Grand Slam singles titles between them.
— #AusOpen (@AustralianOpen) 2017年1月26日
Will it be #Venus or #Serena #AusOpen pic.twitter.com/Z4al6ZybSw
決勝進出を決めたウィリアムズ姉妹にファンからは、「ビーナス決勝進出おめでとう。今年はベテラン復活の流れだね」「ビーナス。すごい。感動した」「ビーナスが大喜びしてる姿で私も泣けた」「若手の強豪たちを破っての堂々たる決勝戦」「姉妹で頑張っていい試合を見せてほしい」などの声が寄せられている。